インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.4.4.2. ODIのイネーブル方法

この手順により、Avalon-MMインターフェイスを介したODIがイネーブルになり、アイを表示することができます。
  1. デバイスがHタイル・プロダクションであり、バックグラウンド・キャリブレーションがイネーブルになっている場合は、バックグラウンド・キャリブレーションをディスエーブルします。
    1. 0x542[0]0x0 にセットします。
    2. 0x0 になるまで 0x481[2] を読み出します。
  2. RXが適応モードの場合230x148[0]0x1 に設定します。それ以外の場合は、この手順をスキップしてください。
  3. 0x169[6]0x1 に設定して、カウンターがエラービットを検出できるようにします。
  4. 0x168[0]0x1 に設定して、ODIのシリアル・ビット・チェッカーをイネーブルします。
  5. DFEがイネーブルになっている場合 24
    1. 0x169[2]0x1 に設定して、DFEスペキュレーションをイネーブルします。
    2. 0x149[5:0]0x07 に設定して、DFEタップサインを読み出します。
    3. 0x17F[6]を読み出し25DFE_tap1_sign として格納します。
  6. DFEがディスエーブルになっている場合24
    1. 0x169[2]0x0 に設定して、DFEスペキュレーションをディスエーブルします。
  7. 水平または垂直の各ポイントの組み合わせで停止する前にカウントするビット数を設定することにより、ODIランタイムとBER解像度の間でトレードオフを行います。{0x169[1:0]、0x168[5]} を次のように設定します。
    1. 最大216までカウント: 0x0
    2. 最大106までカウント: 0x1
    3. 最大107までカウント: 0x2
    4. 最大108までカウント: 0x3
    5. 最大3 x108までカウント: 0x4
    6. 最大109までカウント: 0x5
    7. 最大232までカウント: 0x6
  8. 0x158[5]0x1 に設定して、シリアル・ビット・チェッカー・コントロールをイネーブルします。
  9. 0x12D[4]0x0 に設定して、DFEからAvalon-MMインターフェイスtestmuxへのパスをディスエーブルします。
  10. デバイスがHタイル・プロダクションの場合は、レジスター{0x145[7]、0x144[7]}を次の表の対応する値に設定して、目的のデータレートのODI帯域幅をコンフィグレーションします。
    表 94.  Hタイル・プロダクション用のODI帯域幅データレート設定
    データレート レジスターの設定
    > 25 Gbps 0x0
    25 Gbps ≥ データレート > 16 Gbps 0x2
    16 Gbps ≥ データレート > 10 Gbps 0x1
    データレート ≤ 10 Gbps 0x3
  11. デバイスがHタイル・プロダクションでない場合は、レジスター{0x145[7]、0x144[7]}を次の表の対応する値に設定して、目的のデータレートのODI帯域幅をコンフィグレーションします。
    表 95.  非Hタイル・プロダクション用のODI帯域幅データレート設定
    データレート レジスターの設定
    > 20 Gbps 0x0
    20 Gbps ≥ データレート > 12.5 Gbps 0x2
    12.5 Gbps ≥ データレート > 6.5 Gbps 0x1
    データレート ≤ 6.5 Gbps 0x3
  12. 0x144[6:4]0x0 に設定して、ODI位相補間器を128に設定します。
  13. 0x140[5:3]0x0 に設定して、ODIテスト・パターン・ジェネレーターをディスエーブルします。
  14. 0x13C[0]0x0 に設定し、次に 0x1 に設定してリセットし、シリアル・ビット・チェッカーのコントロール・ロジックのリセットをリリースします。
  15. 0x171[4:1]0xB に設定し、ODIカウンター値を読み出すためにAvalon-MMインターフェイスtestmuxをコンフィグレーションします。
時間を削減するために、垂直位相をゼロに設定して、128位相ステップにわたって水平アイ開口部をスイープできます。これは、アイの開口部の範囲を決定するのに役立ちます。次に、洗練された水平または垂直のアイスイープを実行して、2次元のアイ・ダイアグラムをキャプチャーできます。
23 RX適応モードを決定するには、0x161[5] を読み出します。0x161[5] = 1 の場合、RX適応はmanualモードです。
24 DFEモードを決定するには、0x161[6] を読み出します。0x161[6] = 1 の場合、DFEはdisabledになります。
25 レジスター0x149 [5:0]の設定から0x17Eまたは0x17Fの読み出しまで25 µs待ちます。