インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.3.14.1. エンハンストPCSのTXおよびRXコントロール・ポート

この項では、さまざまなプロトコルのコンフィグレーションのための、tx_control および rx_control ビットのエンコーディングについて説明します。

Enable simplified data interfaceがONであれば、以下のテーブルに記載されたすべての未使用ポートが個別のポートとして表示されます。例えば、unused_tx_control/ unused_rx_control ポートとして表示されます。

エンハンストPCSのTXコントロール・ポートのビット・エンコーディング

注: ダブルレート転送を使用する場合は、トランシーバーPHY PCS-to-Coreインターフェイスのリファレンス・ポート・マッピングの項を参照してください。
表 64.  Interlaken用のビット・エンコーディング
ポート名 ビット 機能 説明
tx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[2] 反転制御 ロジックLowは、エンハンストPCS内蔵のディスパリティー・ジェネレーター・ブロックがInterlakenのランニング・ディスパリティーを維持することを示します。
[7:3] 未使用  
[8] 同期ヘッダーエラーまたはCRC32挿入 同期ヘッダーエラーまたはCRC32エラーを挿入するためにこのビットを使用します。この機能は tx_err_ins と類似しています。詳しくは、Interlakenフレーム・ジェネレーター、シンクロナイザー、およびCRC32の表の tx_err_ins 信号の説明を参照してください。
表 65.  10GBASE-R、10GBASE-R 1588、KR FEC付き10GBASE-Rのビット・エンコーディング
ポート名 ビット 機能
tx_control [0] parallel_data[7:0] のXGMIIコントロール信号
[1] parallel_data[15:8] のXGMIIコントロール信号
[2] parallel_data[23:16] のXGMIIコントロール信号
[3] parallel_data[31:24] のXGMIIコントロール信号
[4] parallel_data[39:32] のXGMIIコントロール信号
[5] parallel_data[47:40] のXGMIIコントロール信号
[6] parallel_data[55:48] のXGMIIコントロール信号
[7] parallel_data[63:56] のXGMIIコントロール信号
[8] 未使用
表 66.  66ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS)、KR FEC付きBasic、KR FEC付き40GBASE-Rのビット・エンコーディング66ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS)、KR FEC付きBasic、KR FEC付き40GBASE-Rでは、合計ワード長は、64ビットのデータおよび2ビットの同期ヘッダーを含む66ビットです。
ポート名 ビット 機能 説明
tx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[8:2] 未使用  
表 67.  67ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS) のビット・エンコーディングこのケースでは、合計ワード長は、64 ビットのデータ、2ビットの同期ヘッダーおよびディスパリティー・コントロールの反転ビットを含む67ビットです。
ポート名 ビット 機能 説明
tx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[2] 反転制御 ロジックLowは、エンハンストPCSの内蔵ディスパリティー・ジェネレーター・ブロックがランニング・ディスパリティーを維持することを示します。

エンハンストPCSのRXコントロール・ポートのビット・エンコーディング

表 68.  Interlaken用のビット・エンコーディング
ポート名 ビット 機能 説明
rx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[2] 反転制御 ロジックLowは、エンハンストPCSの内蔵ディスパリティー・ジェネレーター・ブロックがInterlakenのランニング・ディスパリティーを維持することを示します。現在の実装では、このビットは常にロジックLow (1'b0) に接続されています。
[3] ペイロードワードの位置 ロジックHigh (1'b1) は、メタフレーム内のペイロードワードの位置を示します。
[4] 同期ワードの位置 ロジックHigh (1'b1) は、メタフレーム内の同期ワードの位置を示します。
[5] スクランブラー・ステート・ワードの位置 ロジックHigh (1'b1) は、メタフレーム内のスクランブラー・ワードの位置を示します。
[6] SKIPワードの位置 ロジックHigh (1'b1) は、メタフレーム内のSKIPワードの位置を示します。
[7] 診断ワードの位置 ロジックHigh (1'b1) は、メタフレーム内の診断ワードの位置を示します。
[8] 同期ヘッダーエラー、メタフレーム・エラー、またはCRC32エラーステータス ロジックHihgh (1'b1) は、同期ヘッダーエラー、メタフレーム・エラー、またはCRC32エラーステータスを示します。
[9] ブロックロック・およびフレーム・ロック・ステータス ロジックHigh (1'b1) は、ブロックロックならびにフレームロックされていることを示します。
表 69.  10GBASE-R、10GBASE-R 1588、KR FEC付き10GBASE-Rのビット・エンコーディング
ポート名 ビット 機能
rx_control [0] parallel_data[7:0] のXGMIIコントロール信号
[1] parallel_data[15:8] のXGMIIコントロール信号
[2] parallel_data[23:16] のXGMIIコントロール信号
[3] parallel_data[31:24] のXGMIIコントロール信号
[4] parallel_data[39:32] のXGMIIコントロール信号
[5] parallel_data[47:40] のXGMIIコントロール信号
[6] parallel_data[55:48] のXGMIIコントロール信号
[7] parallel_data[63:56] のXGMIIコントロール信号
[9:8] 未使用
表 70.  66ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS)、KR FEC付きBasic、KR FEC付き40GBASE-Rのビット・エンコーディング66ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS)、KR FEC付きBasic、KR FEC付き40GBASE-Rでは、合計ワード長は、64ビットのデータおよび2ビットの同期ヘッダーを含む66ビットです。
ポート名 ビット 機能 説明
rx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[7:2] 未使用  
[9:8] 未使用  
表 71.  67ビット・ワードのBasic (Enhanced PCS) のビット・エンコーディングこのケースでは、合計ワード長は、64 ビットのデータおよび、2ビットの同期ヘッダーとディスパリティー・コントロールの反転ビットを含む67ビットです。
ポート名 ビット 機能 説明
rx_control [1:0] 同期ヘッダー 2'b01の値はデータワードを示します。2'b10の値はコントロール・ワードを示します。
[2] 反転制御 ロジックLowは、エンハンストPCSの内蔵ディスパリティー・ジェネレーター・ブロックがランニング・ディスパリティーを維持することを示します。