インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

6.2. リコンフィグレーション・インターフェイスとの相互作用

各トランシーバー・チャネルおよびPLLには、Avalon-MMインターフェイス・リコンフィグレーションが含まれています。 チャネルのリコンフィグレーション・インターフェイスは、チャネルのPCS、PMA、およびEmbedded Multi-die Interconnect Bridge (EMIB) 間で共有されます。リコンフィグレーション・インターフェイスは、各チャネルとPLLのプログラム可能なスペースへの直接アクセスを提供します。チャネルおよびPLLリコンフィグレーション・インターフェイスとの通信には、Avalon-MMインターフェイス・マスターが必要です。Avalon-MMインターフェイス・マスターがAvalon-MMインターフェイス・リコンフィグレーションに接続されている方法に応じて、各チャネルおよびPLLのダイナミック・リコンフィグレーション・シーケンスを同時に、または順次に開始できます。ただし、リコンフィグレーションを実行する前に、内部コンフィグレーション・バスのアービトレーションを確認する必要があります。PreSICEからの内部コンフィグレーション・バスへのアクセスの要求および制御に戻る方法の詳細については、アービトレーションを参照してください。
図 228. インテルStratix 10トランシーバーIPコアのリコンフィグレーション・インターフェイス

トランスミッターPLLインターフェイスには、最大で1つのリコンフィグレーション・インターフェイスがあります。PLLインスタンスとは異なり、ネイティブPHY IPコア・インスタンスは複数のチャネルを指定できます。各チャネルに専用のリコンフィグレーション・インターフェイスを使用するか、または複数のチャネルにわたって単一のリコンフィグレーション・インターフェイスを共有して、ダイナミック・リコンフィグレーションを実行することができます。

・Avaon-MMインターフェイス・マスターは、Avalon-MMインターフェイスの読み出しおよび書き込み動作を実行することでリコンフィグレーション・インターフェイスと相互作用し、指定するトランシーバー・パラメーターのダイナミック・リコンフィグレーションを開始します。すべての読み出しおよび書き込み動作は、Avalon-MMインターフェイス仕様に準拠している必要があります。

図 229. リコンフィグレーション・インターフェイスのトップレベルの信号

ユーザーがアクセス可能な・Avalon-MMインターフェイス・リコンフィグレーションおよびPreSICE Avalon-MMインターフェイスは、単一の内部コンフィグレーション・バスを共有しています。このバスは、チャネルまたはPLLのAvalon-MMインターフェイスへアクセスするためにアービトレーションされます。アクセスの要求およびPreSICEからの内部コンフィグレーション・バスの制御に戻る方法の詳細については、「アービトレーション」の項を参照してください。