インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

1.3.1. トランシーバー・バンク・アーキテクチャー

各Lタイル/Hタイルのトランシーバー・タイルには、4つのトランシーバー・バンクが含まれています。トランシーバー・チャネルはトランシーバー・バンクにグループ化され、各バンクには6つのチャネルがあります。これらの6つのチャネルは、GXチャネルおよびGXTチャネルを組み合わせたものであり、次の方法でコンフィグレーションできます。

  • GXチャネルとしての6つのチャネルすべて
  • GXTチャネルとしてのチャネル0、1、3、および4。 Lタイルは、バンク1および3のGXTチャネルをサポートします。Hタイルは、バンク0、1、2、および3のGXTチャネルをサポートします。
  • GXチャネルおよびGXTチャネルを組み合わせた6つのチャネルすべて。例えば、Hタイルデバイスの2つのGXチャネルおよび4つのGXTチャネル。Lタイルデバイスでは、チャネルがGXTチャネルとしてコンフィグレーションされている場合、バンクで最大4つのチャネルを使用できます。

各チャネルは、次の動作モードのいずれかで実行することもできます。

  • Duplex (デフォルト) - 送信および受信の両方をサポートするシングルチャネルを指定します。
  • Transmitter (TX) Simplex - 送信のみをサポートするシングルチャネルを指定します。
  • Receiver (RX) Simplex - 受信のみをサポートするシングルチャネルを指定します。

各トランシーバー・バンクには、2つのAdvanced Transmit (ATX) PLL、2つのフラクショナルPLL (fPLL)、および2つのClock Multiplier Unit (CMU) PLLが含まれています。

図 14. Lタイル/Hタイルのトランシーバー・バンク