インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

3.8. レシーバー・データパス・インターフェイスのクロッキング

各チャネルのPMAに位置するCDRブロックは、受信データからシリアルクロックをリカバリーします。また、CDRブロックはリカバリー・シリアル・クロックを分周し、リカバリー・パラレル・クロックを生成します。リカバリー・シリアル・クロックおよびリカバリー・パラレル・クロックはどちらもデシリアライザーにより使用されます。レシーバーチャネルのコンフィグレーションによっては、レシーバーPCSは以下のクロックが使用可能です。

  • PMA内のCDRからのリカバリー・パラレル・クロック
  • そのチャネルに向けて (イネーブルされた) トランスミッターPCSによって使用されるクロック分周器からのパラレルクロック
  • Enhanced PCSレシーバー・パラレル・クロック (rx_clkout)

バイト・デシリアライザー・ブロックを使用するコンフィグレーションに対しては、バイト・デシリアライザーおよび書き込み側のRX位相補償FIFOによって2または4で分周したクロックが使用されます。

図 156. レシーバー標準PCSおよびPMAクロッキング

Standard PCSチャネルを使用するすべてのコンフィグレーションでは、レシーバー・データパス・インターフェイス・クロックとRX位相補償FIFOの読み出し側クロックとの間で位相差は0 ppmである必要があります。

図 157. レシーバーエンハンストPCSおよびPMAクロッキング

レシーバーPCSは、以下のクロックをFPGAファブリックに転送します。

  • rx_clkout - レートマッチャーを使用しない場合の各レシーバーチャネルへ
  • tx_clkout - レートマッチャーを使用する場合の各レシーバーチャネルへ
  • rx_clkout - Standard PCSから