インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

3.5. FPGAファブリック-トランシーバー間のインターフェイス・クロッキング

FPGAファブリック-トランシーバー間のインターフェイスは、FPGAファブリックからトランシーバーへのクロック信号およびトランシーバーからFPGAファブリックへのクロック信号から構成されています。

トランスミッター・チャネルは、パラレル出力クロック tx_clkout をFPGAファブリックに転送し、トランスミッター・データおよび制御信号をトランスミッターにクロッキングします。レシーバーチャネルは、パラレル出力クロック rx_clkout をFPGAファブリックへ転送し、レシーバーからFPGAファブリックへのデータおよびステータス信号をクロッキングします。レシーバーチャネルのコンフィグレーションをもとに、パラレル出力クロックはレシーバー・シリアル・データあるいは rx_clkout クロック (レートマッチャーなしのコンフィグレーションで)、または tx_clkout クロック (レートマッチャーありのコンフィグレーションで) のいずれかからリカバリーされます。

図 153. FPGAファブリック-トランシーバー間のインターフェイス・クロッキング (標準PCSの例)

Standard PCSおよびEnhanced PCS tx_clkouttx_clkout2 出力は、次のソースから駆動できます。

  • PCS clkout (tx)
  • PCS clkout x2 (tx)
  • pma_div_clkout (tx)

Standard PCSおよびEnhanced PCS rx_clkoutrx_clkout2 出力は、次のソースから駆動できます。

  • PCS clkout (RX)
  • PCS clkout x2 (RX)
  • pma_div_clkout (RX)

例えば、Enhanced PCS Gearboxを66:40の比率で使用する場合、PLLや外部クロックソースを使用して必要なクロック周波数を生成するのではなく、33で分周した比率を持つ tx_pma_div_clkout を使用して書き込み側のTX FIFOをクロッキングすることが可能です。