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3.1.3. CMU PLL
チャネル1またはチャネル4のチャネルPLLがCMUモードでコンフィグレーションされている場合、チャネルPLLは、自身のチャネルのローカルクロック生成ブロック (CGB) を駆動できます。ただし、チャネルPLLをCMU PLLとして使用する場合、受信したクロックおよびデータを回復するためのCDRブロックは使用不可であるため、チャネルはトランスミッター・チャネルとしてのみ使用できます。
トランシーバー・チャネル1および4からのCMU PLLは、同じトランシーバー・バンク内の他のトランシーバー・チャネルを駆動するために使用することもできます。チャネル0、2、3、および5のCDRは、CMU PLLとしてコンフィグレーションできません。
6 Gbpsより低いデータレートの場合、ローカルCGB分周器を使用する必要があります (TX PMAタブ下のトランシーバーPHY IPのTXローカル分周係数)。
入力リファレンス・クロック
CMU PLLの入力リファレンス・クロックは、リファレンス・クロック・ネットワークまたは受信入力ピンのいずれかから供給することができます。入力リファレンス・クロックは、差動信号です。PLLが正常に動作するには、デバイスのパワーアップ時に入力リファレンス・クロックが安定し、かつフリーランニングである必要があります。リファレンス・クロックがデバイスのパワーアップ時に使用できない場合は、リファレンス・クロックが使用可能になった時点で、PLLをリキャリブレーションする必要があります。
リファレンス・クロック・マルチプレクサー (Refclk Mux)
リファレンス・クロック (refclk) マルチプレクサーは、使用可能なさまざまなリファレンス・クロック・ソースからPLLへの入力リファレンス・クロックを選択します。
Nカウンター
Nカウンターは、refclkマルチプレクサーの出力を分周します。Nカウンターを分割することは、ループ帯域幅が減少し、位相周波数検出器 (PFD) の動作範囲内の周波数を低減させる一助となります。使用できる分周係数は、1 (バイパス)、2、4、および8です。
位相周波数検出器 (PFD)
Nカウンターブロックの出力部におけるリファレンス・クロック (refclk) 信号およびMカウンターブロックの出力部におけるフィードバック・クロック (fbclk) 信号は、PFDへの入力として供給されます。PFDの出力は、2つの入力間の位相差に比例します。PFDは、フィードバック・クロック (fbclk) に入力リファレンス・クロック (refclk) をアライメントします。リファレンス・クロックの立ち下がりエッジがフィードバック・クロックの立ち下がりエッジの前に発生した場合、PFDは「Up」信号を生成します。逆に、フィードバック・クロックの立ち下がりエッジがリファレンス・クロックの立ち下がりエッジの前に発生した場合には、PFDは「Down」信号を生成します。
チャージポンプおよびループフィルター (CP + LF)
PFD出力は、VCOの制御電圧を生成するチャージポンプおよびループフィルターにより使用されます。チャージポンプは、PFDからの「Up」または「Down」パルスを電流パルスをに変換します。電流パルスは、ロー・パス・フィルターを介してVCO周波数を駆動する制御電圧にフィルターされます。
電圧制御オシレーター (VCO)
CMU PLLには、リング・オシレーター・ベースのVCOを備えています。
Lカウンター
Lカウンターは、CMU PLLで生成された差動クロックを分割します。サポートされている分周係数は1および2です。
Mカウンター
MカウンターはPFDのフィードバック・パス内で使用されます。Lカウンターの出力は、Mカウンターに接続されています。LカウンターおよびMカウンターを合計した分周比は、PFDのフィードバック・パス全体の分周係数を決定します。
ロック検出器 (LD)
ロック検出器は、CMU PLLが目的とする出力の位相および周波数にロックされていることを示します。ロック検出器は、Up/Down位相をXORし、Mカウンターの出力およびNカウンターの出力の位相がアライメントされていることを示します。