インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

6.9.2.3. CDRおよびCMUリファレンス・クロックの切り替え

リコンフィグレーション・インターフェイスは、CDRおよびCMU PLLを駆動するリファレンス・クロック・ソースを指定する場合に使用することができます。CDRおよびCMUは、最大5つの異なるリファレンス・クロック・ソースでクロッキングをサポートします。

リファレンス・クロックの切り替えを開始する前に、CDRおよびCMUが複数のリファレンス・クロック・ソースを定義していることを確認してください。CDRでは、Native PHY IPをパラメーター化する間、RX PMAタブでパラメーターを指定します。CMUでは、CMU PLLをパラメーター化する際、PLLタブでNumber of PLL reference clocksを指定します。

公開される rx_cdr_refclk (CDR) または pll_refclk (CMU) の数は、指定するリファレンス・クロックの数によって異なります。CMUリファレンス・クロックの切り替えには、CMUリコンフィグレーション・インターフェイスを使用します。

表 163.  CDRリファレンス・クロック入力の切り替えに使用するルックアップ・レジスター
ネイティブPHYポート 説明 アドレス ビット
cdr_refclk0 論理 refclk0 を表します。ルックアップ・レジスター x16A[7:0] は、論理 refclk0 から物理refclkへのマッピングを格納します。 0x16A (Lookup Register) [7:0]
cdr_refclk1 論理 refclk1 を表します。ルックアップ・レジスター x16B[7:0] は、論理 refclk1 から物理refclkへのマッピングを格納します。 0x16B (Lookup Register) [7:0]
cdr_refclk2 論理 refclk2 を表します。ルックアップ・レジスター x16C[7:0] は、論理 refclk2 から物理refclkへのマッピングを格納します。 0x16C (Lookup Register) [7:0]
cdr_refclk3 論理 refclk3 を表します。ルックアップ・レジスター x16D[7:0] は、論理 refclk3 から物理refclkへのマッピングを格納します。 0x16D (Lookup Register) [7:0]
cdr_refclk4 論理 refclk4 を表します。ルックアップ・レジスター x16E[7:0] は、論理 refclk4 から物理refclkへのマッピングを格納します。 0x16E (Lookup Register) [7:0]
該当なし CDR refclkセレクションMUX 0x141 [7:0]

リファレンス・クロックの切り替えを実行する際は、切り替える論理リファレンス・クロックおよびそれぞれのアドレスとビットに注意してください。論理リファレンス・クロックを決定した後、以下の手順に従って選択したCDRリファレンス・クロックに切り替えます。

  1. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1から10の必要な手順を実行します。
  2. ルックアップ・レジスター・アドレスから読み出し、必要な8ビットパターンを保存します。例えば、論理 refclk3 への切り替えには、アドレス 0x16D にビット [7:0] を保存する必要があります。
  3. ルックアップ・レジスターから取得した8ビット値を使用して、アドレス 0x141 のビット [7:0] にRead-Modify-Writeを実行します。
  4. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順12から14の必要な手順を実行します。
図 236. CDRリファレンス・クロックの切り替え