インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.2.6.1. TXデータ極性反転

ボードレイアウト時にシリアル差動リンクの信号が誤った形に入れ替わった場合に、正および負の信号を入れ替えるためにTXデータ極性反転機能を使用します。

Enhanced PCSを使用する際にTXデータ極性反転をイネーブルするには、ネイティブPHY IPコアのGearboxの項のEnable TX data polarity inversionオプションを選択します。詳細については、TXギアボックス、TXビットスリップ、および極性反転の項を参照してください。

Enhanced PCSの低レイテンシー、ベーシック、およびベーシック・レートマッチ・モードでトランスミッターの極性反転をイネーブルするには、ネイティブPHY IPコアで次のアクションを実行します。

  • Enable TX polarity inversionオプションを選択します。
  • Enable tx_polinv portオプションを選択します。

このモードでは、tx_polinv が追加されます。デザインに複数のチャネルがある場合、tx_polinv は各ビットが1つのチャネルに対応するバスになります。tx_polinv がアサートされている間、送信TXデータは逆の極性を有します。詳細については、「極性反転機能」の項を参照してください。