インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
Public
ドキュメント目次

7.4. バックグラウンド・キャリブレーション

17.5 Gbps以上のデータレートで実行されているアプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、ネイティブPHY IPでバックグラウンド・キャリブレーションをイネーブルします。
注: バックグラウンド・キャリブレーションをサポートしているのは、Hタイル・プロダクション・デバイスのみです。

以前のバージョンのインテルQuartus Prime開発ソフトウェアから、インテルQuartus Prime開発ソフトウェア・バージョン18.1以降にアップグレードすると、ネイティブPHY IPによってEnable background calibration機能が自動的にイネーブルになります。

  1. Enable background calibrationをオンにします。
    図 248. バックグラウンド・キャリブレーションのイネーブル
    バックグラウンド・キャリブレーションは常に実行されているため、PreSICEは常にAvalon-MMインターフェイスを制御します。
  2. GXレートをGXTレートに動的にリコンフィグレーションする場合は、GXレートの場合でも、VCCR_GXB and VCCT_GXB supply voltage for the Transceiverには1_1vを選択します。
  3. マルチチャネルPHYコンフィグレーションのShare reconfiguration interfaceオプションをオンにする場合、Avalon-MMインターフェイス・アクセスを取得するには、すべてのチャネルで0を0x542[0]に設定して、バックグラウンド・キャリブレーションをディスエーブルする必要があります。
    例えば、3つのトランシーバー・チャネルでShare reconfiguration Interfaceオプションがイネーブルになっている場合、これらのチャネル上でAvalon-MMインターフェイスにアクセスする前に、3つのチャネルすべてのバックグラウンド・キャリブレーションをディスエーブルする必要があります。