インテルのみ表示可能 — GUID: ttl1484178775653
Ixiasoft
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7.5. ユーザー・リキャリブレーション
パワーアップ・キャリブレーションは、アプリケーションで使用されるすべてのPLLおよびトランシーバー・チャネルを自動的にキャリブレーションします。次の条件が満たされる場合は、ユーザー・リキャリブレーションが必要です。
- デバイスのパワーアップ中、OSC_CLK_1 はアサートされ安定して動作しますが、トランシーバー・リファレンス・クロックはパワーアップ処理が完了するまでデアサートされたままになります。
- デバイスのパワーアップ中、OSC_CLK_1 およびトランシーバー・リファレンス・クロックがアサートされ、安定して動作します。デバイスのパワーアップ処理が完了すると、トランシーバー・リファレンス・クロックが周波数を変更します。これが発生すると、トランシーバー・リファレンス・クロックが不安定となるか、またはアプリケーションが通常動作時に別のトランシーバー・リファレンス・クロックを必要とし、データレートが変化してしまう原因となります。
- 通常動作でデバイスのパワーアップ後、トランシーバーのデータレートをリコンフィグレーションします。
- CDR CMUをTX PLLとして使用する場合は、CDR CMUをTX PLLとして使用するチャネルのPMA TXをリキャリブレーションする必要があります。
- パワーアップ・キャリブレーション中に、リファレンス・クロックが不安定なためにTX PLLをリキャリブレーションする場合は、TX PLLのリキャリブレーション後にPMA TXをリキャリブレーションする必要があります。
- TX PLLおよびCDRが同じリファレンス・クロックを共有していて、パワーアップ・キャリブレーション中に不安定になる場合は、TX PLL、PMA TX、およびPMA RXをリキャリブレーションする必要があります。PMA RXキャリブレーションには、CDRキャリブレーションが含まれます。
- fPLLが2番目のPLL (ダウンストリーム・カスケードPLL) として接続されている場合は、fPLLをリキャリブレーションします。これは、最初のPLL出力クロックが安定していない場合に特に重要です。
また、ユーザー・リキャリブレーションの実行後、トランシーバーをリセットする必要があります。例えば、PLLリコンフィグレーション、PLL、およびチャネル・インターフェイスの切り替えを含むデータレートのオート・ネゴシエーションを実行する場合は、トランシーバーをリセットする必要があります。
キャリブレーション後に、正しいリセットシーケンスが必要です。インテルは、tx_cal_busy および rx_cal_busy 入力を備えたTransceiver Reset Controller IPを使用し、インテルの推奨するリセットシーケンスに従うことをお勧めしています。tx_cal_busy および rx_cal_busy をネイティブPHY IPコア出力からデザインのリセット・コントローラー入力に接続する必要があります。ユーザー・リキャリブレーションを実行すると、キャリブレーション時のリセットは自動で処理されます。
特定のリキャリブレーション・レジスターに書き込むことにより、リキャリブレーション・プロセスを開始できます。0x480または0x481レジスターにアクセスするには、ネイティブPHY IPまたはPLL IPコアを生成するときにケイパビリティー・レジスターをイネーブルする必要があります。
セクションの内容
デュプレックス・チャネルのリキャリブレーション (PMA TXおよびPMA RXの両方)
デュプレックス・チャネルでのみのPMA RXのリキャリブレーション
デュプレックス・チャネルでのみのPMA TXのリキャリブレーション
シンプレックスTXの同じ物理チャネルへのマージなしのPMAシンプレックスRXのリキャリブレーション
シンプレックスRXの同じ物理チャネルへのマージなしのPMAシンプレックスTXのリキャリブレーション
シンプレックスTXがマージされた物理チャネルでのPMAシンプレックスRXのみのリキャリブレーション
シンプレックスRXがマージされた物理チャネルでのPMAシンプレックスTXのみのリキャリブレーション
fPLLのリキャリブレーション
ATX PLLのリキャリブレーション
TX PLLとして使用する場合のCMU PLLのリキャリブレーション