インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
Public
ドキュメント目次

2.7.2.2. シミュレーション用の .doファイルの手順

次の手順は、シミュレーション用の .doファイルを生成するために必要な手順を示しています。

STEP 3: IP Simulationセットアップ・スクリプトを生成し、top_levelシミュレーション・スクリプトを作成します。

  1. Intel Quartus Prime Toolsメニューから、Generate Simulator Setup Script for IPを選択します。

  2. Generate Simulator Setup Script for IPダイアログボックスで、Compile all design files to the default library workをイネーブルしないでください。

  3. Use relative paths whenever possibleにチェックを入れたままにします。
  4. OKをクリックします。
  5. スクリプトの生成が完了したら、ファイル・エクスプローラー・ウィンドウで、project directoryに移動します。
  6. mentor directory内で、ファイルmsim_setup.tclをテキストエディターで開きます。

  7. msim_setupt.tclファイルで、# # TOP-LEVEL TEMPLATE – BEGIN というコメント行まで上にスクロールします 。次に、下にスクロールして、# # TOP-LEVEL TEMPLATE – END という行を見つけます。
  8. 上記のコメント付きの2行と、それらの間のすべての行をクリップボードにコピーします。
  9. テキストエディターで新しいテキストファイルを作成し、クリップボードの内容をこの新しいファイルに貼り付けます。

    この場合も、この新しいファイルは # # TOP-LEVEL TEMPLATE – BEGIN で始まり、# # TOP-LEVEL TEMPLATE – END で終わる必要があります。(そうすることで、今後の変更手順が正しくアライメントされます。)

  10. ファイルをmentor_top.doとしてproject directory (mentor directoryではない) に保存します。
  11. mentor_top.doに次の変更を加えます。

    • DO fileの11行目のsetQSYS_SIMDIR…コマンドのコメントを外します。

      <script generation output directory>を、シミュレーションが実行されるプロジェクト・ディレクトリーに変更します。

    • source $QSYS_SIMDIR/mentor/msim_setup.tcl コマンドの14行目のコメントを外します。

      このコマンドは、生成したModelSimシミュレーション・セットアップ・スクリプトを提供します。

    • 20行目の dev_com コマンドのコメントを外します。

      このコマンドは、dev_com エイリアスを使用して、デバイス固有のシミュレーション・ライブラリー・ファイルをすべてコンパイルします。

    • 23行目の com コマンドのコメントを外します。

      このコマンドは、すべてのIPコア固有のシミュレーション・ファイルをコンパイルします。

    • 29行目の vlog コマンドのコメントを外します。

    • この vlog コマンドには、次のように入力します。

      vlog -work work -vlog01compat < all top_level design files > <test bench>

      これにより、シミュレーションで使用される非IPコアファイル全体がコンパイルされます。

    • 34行目の set TOP_LEVEL_NAME… コマンドのコメントを外します。<simulation top > <name of test bench file >に置き換えます。例えば、テストベンチがdesign_tb.vの場合、次のようにコマンドを発行します。

      set TOP_LEVEL_NAME design_tb

    • 37行目の set USER_DEFINED_ELAB_OPTIONS… コマンドのコメントを外します。<elaboration options>voptargs="+acc" に置き換えます。

      この行では、シミュレーターの vsim コマンドで呼び出される引数を指定できます。特に、内部信号の完全な可視性を維持しながら、シミュレーターの最適化を可能にします。

    • 40行目の elab コマンドのコメントを外します。

    • このエイリアスはシミュレーションを起動させます。

    • 43行目の –a コマンドのコメントを外します。
  12. ファイルmentor top.doを保存します。