インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
Public
ドキュメント目次

4.1. リセットが必要なのはいつですか?

トランスミッター (TX) およびレシーバー (RX) データパスを個別に、または一緒にリセットすることができます。推奨リセットシーケンスでは、TXまたはRXチャネル、TXおよびRXデータパスを駆動するPLLのリセットと初期化が必要です。次のいずれかのイベントの後にリセットが必要です。

表 141.  リセット条件
イベント リセット要件
デバイスの電源投入およびコンフィグレーション トランシーバーPHYへのリセットが必要です。
PLLリコンフィグレーション PHYへのリセットが必要です。PLLリコンフィグレーションを実行する前に、トランスミッター・チャネルをリセット状態に保持する必要があります。
PLLリファレンス・クロックの周波数変化 PHYへのリセットが必要です。
PLLのリキャリブレーション PLLのリキャリブレーションを実行する前に、トランスミッター・チャネルをリセット状態に保持する必要があります。
PLLのロック損失または回復 PHYへのリセットが必要です。
チャネルのダイナミック・リコンフィグレーション レート変更を引き起こすダイナミック・リコンフィグレーションを実行する前に、チャネルをリセット状態に保つ必要があります。
光接続モジュール 受信データのロックを確実にするために、RXのリセットが必要です。
RX CDRロックモードの変更 RXクロックおよびデータリカバリー (CDR) ブロックが、lock-to-referenceからlock-to-dataのRXチャネルに切り替わるたびに、RXチャネルのリセットが必要となります。