インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

5.3.1.4. 8B/10Bエンコーダー

8B/10Bエンコーダーは、8ビットのデータと1ビットのコントロールを入力として取り込み、それらを10ビットの出力に変換します。8B/10Bエンコーダーは、10ビット出力のランニング・ディスパリティー・チェックを自動的に実行します。さらに、8B/10Bエンコーダーは tx_forcedisp および tx_dispval ポートを使用して、ランニング・ディスパリティーをマニュアルで制御することができます。

図 206. 8B/10Bエンコーダーのブロック図

PCS-PMA間のインターフェイス幅が10ビットのとき、8ビットのデータを10ビットの出力に変換するにあたって1つの8B/10Bエンコーダーが使用されます。PCS-PMA間のインターフェイス幅が20ビットのとき、16ビットのデータを20ビットの出力に変換するにあたって、カスケードされた2つの8B/10Bエンコーダーが使用されます。最初の8つのビット (LSByte) は最初の8B/10Bエンコーダーによってエンコードされ、次の8つのビット (MSByte) は2番目の8B/10Bエンコーダーによってエンコードされます。LSByteのランニング・ディスパリティーは最初に計算され、MSByteのランニング・ディスパリティーを計算するために2番目のエンコーダーに渡されます。

注: PCS-PMA間のインターフェイス幅が8ビットまたは16ビットのときは、8B/10Bエンコーダーをイネーブルすることはできません。