インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

5.3.2.4. 8B/10B デコーダー

8B/10B デコーダーの一般的な機能は、10 ビットのエンコードされた値を入力として取得し、8 ビットのデータ値と1 ビットのコントロール値を出力として生成することです。イネーブルされたレートマッチFIFO とのコンフィグレーションでは、8B/10B デコーダーはレートマッチFIFO からデータを受信します。ディスエーブルされたレートマッチFIFO とのコンフィグレーションでは、8B/10B デコーダーはワードアライナーからデータを受信します。8B/10B デコーダーは以下の2 つの条件の下で動作します。

  • PCS-PMA 間のインターフェイス幅が10 ビットで、FPGA ファブリック-PCS インターフェイス幅が8 ビットの場合
  • PCS-PMA 間のインターフェイス幅が20 ビットで、FPGA ファブリック-PCS インターフェイス幅が16 ビットの場合
図 254. Single-Width およびDouble-Width モードの8B/10B デコーダー


PCS-PMA 間のインターフェイス幅が10 ビットのとき、変換を実行するにあたって1 つの8B/10B デコーダーが使用されます。PCS-PMA 間のインターフェイス幅が20 ビットのときは、カスケードされた2 つの8B/10B デコーダーが使用されます。受信した20 ビットのエンコードされたデータの10 ビットLSByte が最初にデコードされ、終了ランニング・ディスパリティーが10 ビットMSByte のデコードを実行する8B/10B デコーダーに転送されます。カスケードされた8B/10B デコーダーは、20 ビットのエンコードされたデータを16 ビットのデータ+2 ビット・コントロール識別子にデコードします。2 ビット・コントロール識別子のMSB とLSB は、デコードされた16 ビットのデータコード・グループのMSByte とLSByte に対応します。デコードされたデータは、バイト・デシリアライザーまたはRX FIFO に供給されます。