インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.7.14. Arria® 10 PCIe デザイン (ハードIP (HIP) およびPIPE) を手動で調整するためのTTK (トランシーバー・ツールキット)/システムコンソール/リコンフィグレーション・インターフェイスの使用 (デバッグ用のみ)

表 195.  PCIe チャンネルのTX アナログ設定の手動調整TTK/システムコンソール/リコンフィグレーション・インターフェイスを使用して Arria® 10 PCIe デザインのTX チャネルを手動で調整するには、次の属性を設定する必要があります。
属性 PCIe モードのデフォルト値 TTK/システムコンソールを使用するために設定される値 説明

user_fir_coeff_ctrl_sel 0x105[7]

1’b1

1'b0

スタティックとダイナミック (ポート) コントロールのどちらかを選択するためのマルチプレクサーです。
  • スタティック設定の場合は0 (手動調整にTTK/システムコンソールを使用)
  • ダイナミック・コントロールの場合は1 (PCIe モード)

このマルチプレクサーを設定すると、VOD、プリタップ、およびポストタップ属性に影響します。

pre_emp_switching_ctrl_pre_tap_1t 0x107[4:0]

pipe_g3_txdeemph ポートの係数によって制御される

pre_emp_switching_ctrl_pre_tap_1t レジスター設定でセットされる値に依存する

1st プリタップ値を設定します。
  • ダイレクトマップ

pre_emp_sign_pre_tap_1t 0x107[5]

負の値

pre_emp_sign_pre_tap_1t レジスター設定でセットされる値に依存する

1st プリタップ符号を設定します。
  • - 1 負 (PCIe モードのデフォルト)
  • 0 正

vod_output_swing_ctrl 0x109[4:0]

pipe_g3_txdeemph ポートの係数によって制御される

vod_output_swing_ctrl レジスター設定でセットされる値に依存する

出力スイング
  • ダイレクトマップ

pre_emp_switching_ctrl_1st_post_tap 0x105[4:0]

pipe_g3_txdeemph ポートの係数によって制御される

pre_emp_switching_ctrl_1st_post_tap レジスター設定でセットされる値に依存する

1st ポストタップ値を設定します。
  • ダイレクトマップ

pre_emp_sign_1st_post_tap 0x105[6]

負の値

pre_emp_sign_1st_post_tap レジスター設定でセットされる値に依存する

1st ポストタップ符号を設定します。
  • - 1 負 (PCIe モードのデフォルト)
  • 0 正
注: Arria® 10 PCI Express PIPE デザインが通常のPCIe 動作のために各チャネルのpipe_g3_txdeemph[17:0] ポートをリッスンできるようにするには、レジスターアドレス0x105 [7] にある属性user_fir_coeff_ctrl_sel を1'b1 に戻す必要があります。
表 196.  PCIe チャンネルのRX アナログ設定の手動調整TTK/システムコンソール/リコンフィグレーション・インターフェイスを使用して Arria® 10 PCI Express デザインのRX チャネルを手動で調整するには、次の属性を設定する必要があります。
属性 PCIe モードのデフォルト値 TTK/システムコンソールを使用するために設定される値 説明

rrx_pcie_eqz 0x161[2]

1’b1

1'b0

スタティックとダイナミック・コントロールのどちらかを選択するためのマルチプレクサーです。
  • スタティック設定の場合は0 (手動調整に使用)
  • ダイナミック・コントロールの場合は1 (PCIe モード)

このマルチプレクサーを設定すると、CTLE 4s ゲインと1s ゲイン値に影響します。

adp_4s_ctle_bypass 0x167[0]

1'b0

  • Gen3 でAdaptive 4S CTLE には1’b0
  • Gen1/Gen2 でManual 4S CTLE には1’b1
CTLE 4S マニュアルモードと適応モードのどちらかを選択するためのマルチプレクサーです。
  • CTLE 4S 適応モードの場合は0
  • CTLE 4S マニュアルモードの場合は1

adp_ctle_acgain_4s 0x167[5:1]

5'b0

adp_ctle_acgain_4s レジスター設定でセットされる値に依存する

CTLE マニュアル4S AC ゲインを設定します。
  • ダイレクトマップ

Adp_status_sel 0x14C[5:0]

マルチプレクサーを6’b011011 に設定する

マルチプレクサーを6’b011011 に設定する

CTLE の収束値を0x177 [3:0] からリードするようにテスト・マルチプレクサーを設定します。

Test_mux 0x177[3:0]

値をリードする。リードされた4 ビットの値を5 ビットのゲイン値にマップする

値をリードする。リードされた4 ビットの値を5 ビットのゲイン値にマップする

CTLE 適応からの収束値を反映します。
注: Arria® 10 PCIe PIPE デザインが通常のPCIe 動作のために各チャネルの pipe_g3_rxpresethint[2:0] ポートをリッスンできるようにするには、レジスターアドレス0x161[2] にある属性rrx_pcie_eqz を1’b1 に戻す必要があります。