インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

3.2. 入力リファレンス・クロックソース

トランスミッタPLL とクロック・データ・リカバリー (CDR) ブロックは、トランシーバーの動作に必要なクロックを生成するには入力リファレンス・クロックソースを必要とします。PLL が正常にキャリブレーションを実行するには、デバイス起動時に入力リファレンス・クロックが安定し、かつフリーランニングである必要があります。

Arria 10 トランシーバーPLL には、ジッター要件に応じて、以下の5 つの入力リファレンス・クロックソースがあります。

  • 専用のリファレンス・クロックピン
  • リファレンス・クロック・ネットワーク
  • PLL カスケードを持つ別のfPLL 出力 56
  • レシーバー入力ピン
  • グローバルクロックまたはコアクロック56
最良のジッター性能を得るには、インテルは、リファレンス・クロックをできるだけ近くに配置して送信PLL に接続することを推奨します。次のプロトコルでは、リファレンス・クロックを送信PLL と同じバンクに配置する必要があります。
  • OTU2e、OTU2、OC-192 および10G PON
  • 6G および12G SDI
注: GT チャネルの最適な性能を得るには、送信PLL のリファレンス・クロックは、同じバンク内の専用のリファレンス・クロックピンからのものであることが推奨されます。
図 171. 入力リファレンス・クロックソース
注:
  • Arria 10 デバイスでは、どのようなPLL タイプに対してもFPGA ファブリック・コアクロック・ネットワークを入力リファレンス・ソースとして使用することができます。
56 CMU では利用できません。