インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

6.16.1.5. PRBS パターン反転を有効にする

PRBS データパターン・ジェネレーターおよびチェッカーの使用前、あるいは使用後にPRBS データのパターン反転を有効にすることが可能です。 表 291は、ジェネレーターあるいはチェッカーのいずれかを反転するアドレスとビットを示しています。PRBS ジェネレーター、またはチェッカーのPRBS パターンを反転するには、以下の手順を実行します。
  1. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1 から7 の必要な手順を実行します。
  2. PRBS ジェネレーターを残してPRBS パターンを反転するには、アドレス0x7 の1'b1 の値でビット[2]にRead-Modify-Write を実行します。
  3. PRBS チェッカーを入力してPRBS パターンを反転するには、アドレス0xA の1'b1 の値でビット[4]にRead-Modify-Write を実行します。
  4. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順9 から12 の必要な手順を実行します。
表 291.  PRBS パターン反転のレジスターマップ
リコンフィグレーション・アドレス (HEX) リコンフィグレーション・ビット 属性名 ビット・エンコーディング 説明
0x7 [2] tx_static_polarity_inversion 1'b0 スタティック極性反転を無効にする
1'b1 スタティック極性反転を有効にする
0xA [4] rx_static_polarity_inversion 1'b0 スタティック極性反転を無効にする
1'b1 スタティック極性反転を有効にする

PCS に行き来する間に通常のデータ・トラフィックが反転されるのを防ぐため、トランスミッタおよびレシーバーの反転ビットを無効にします。