インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.10.3.2. シミュレーション・スクリプトのカスタマイズ

カスタマイズされたスクリプトを作成することにより、シミュレーションを自動化することができます。スクリプトは手動で生成することができます。さらに、NativeLink をシミュレーション・スクリプトを生成するためのテンプレートとして使用し、これに必要な変更を行うことができます。以下の表に、NativeLink が生成するスクリプトのディレクトリーをリストします。

表 223.  サードパーティーRTL シミュレーション向けカスタム・シミュレーション・スクリプト

シミュレーター

シミュレーション・ファイル

使用方法

Mentor Graphics* 社ModelSim* またはQuestaSim*

/simulation/ modelsim/modelsim_setup.do

または、

mentor/msim_setup.tcl

シミュレーターへ直接的にソースします。do msim_setup.tcl を動作させ、それに続けてld_debug を動作させます。IP が複数ある場合には各IP が専用のmsim_setup.tcl ファイルを有します。msim_setup.tcl ファイルに含まれる全てのファイルを1 つの共通msim_setup.tcl ファイルに統合する必要があります。

Aldec* 社Riviera Pro

/simulation/ aldec/rivierapro_setup.tcl

シミュレーターへ直接的にソースします。

Synopsys* 社VCS

/simulation/synopsys/vcs/vcs_setup.sh

–file オプションを使用して、テストベンチ・ファイル名をこのファイルに加ることにより、テストベンチ・ファイルをVCS に渡します。NativeLink にテストベンチ・ファイルを指定し、かつ、シミュレーションすることを選択しない場合には、NativeLink は、VCS を実行するスクリプトを生成します。

Synopsys 社VCS MX

/simulation/synopsys/vcsmx/vcsmx_setup.sh

コマンドラインでquartus_sh–t <script> を使用して、このスクリプトを実行します。このスクリプトには、NativeLink で指定したあらゆるテストベンチが含まれます。

Cadence* 社Incisive (NCSim)

/simulation/cadence/ncsim_setup.sh

コマンドラインでquartus_sh–t <script> を使用して、このスクリプトを実行します。このスクリプトには、NativeLink で指定したあらゆるテストベンチが含まれます。