インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.5.3. Arria 10 トランシーバーへのInterlaken の実装方法

Interlaken プロトコルPHY 層を実装する前に、Interlaken プロトコル、エンハンストPCS とPMA のアーキテクチャー、PLLアーキテクチャー、ならびにリセット・コントローラーについて十分に把握している必要があります。

Arria 10 デバイスでは、IP パラメーター・エディターでInterlaken 向けに3 種類のプリセットを提供しています。

  • Interlaken 10x12.5 Gbps
  • Interlaken 1x6.25 Gbps
  • Interlaken 6x10.3 Gbps
  1. IP カタログからArria 10 Transceiver Native PHY IP をインスタンス化します。 (Installed IP > Library > Interface Protocols > Transceiver PHY > Arria 10 Transceiver Native PHY)
    詳しくは、PHY IP コアの選択とインスタンス化を参照してください。
  2. 実装するプロトコルに応じて、Datapath Options の下のTransceiver configuration rules のリストからInterlaken を選択します。
  3. Interlaken 向けネイティブPHY IP のパラメーター設定の表のパラメーター値を使用します。またはプリセットで説明しているプロトコルプリセットを使用することもできます。その後で、デザインの具体的な要件に応じて設定を修正します。
  4. Generate をクリックして、ネイティブPHY IP (これはRTL ファイルです) を生成します。
    図 38. Interlaken 向けネイティブPHY IP の信号とポート
  5. PLL を設定し、インスタンス化します。
  6. トランシーバー・リセット・コントローラーを作成します。ユーザー設計のリセット・コントローラーの使用、またはトランシーバーPHY リセット・コントローラーの使用が可能です。
  7. マルチレーンInterlaken 実装向けに、ファブリックのロジック・リソースを使用してTX ソフト・ボンディング・ロジックとRX マルチレーン・アライメント・デスキュー・ステートマシンを実装します。
  8. ネイティブPHY IP をPLL IP とリセット・コントローラーに接続します。
    図 39. Interlaken PHY デザインの接続ガイドライン

    以下の図に、 インテル® FPGA Wiki ウェブサイトで入手可能なInterlaken PHY デザイン例でのこれらすべてのブロックの接続を示します。

    青いブロックでは、インテルがIP コアを提供しています。灰色のブロックは、デザイン例に含まれているTX ソフト・ボンディング・ロジックを使用します。白いブロックは、ユーザーのテストロジックまたはMAC 層のロジックです。

  9. デザインをシミュレーションして機能性を検証します。
    図 40. TX 方向の、24 レーンのボンディングInterlaken リンク詳細を示すために、3 つの異なる時間セグメントを同じズームレベルで示しています。

    TX 方向の、24 レーンのボンディングInterlaken リンク

    図 41. RX 方向の、24 レーンのボンディングInterlaken リンク詳細を示すために、3 つの異なる時間セグメントを異なるズームレベルで示しています。