インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

4.1. リセットが必要なのはいつですか?

トランスミッタ (TX) とレシーバー (RX) データパスは個別に、または一緒にリセットすることができます。推奨リセットシーケンスでは、TX またはRX チャネル、TX およびRX データパスを駆動するPLL のリセットと初期化が必要です。次のいずれかのイベントの後にリセットが必要です。

表 240.  リセット条件
イベント リセット要件
デバイスの電源投入およびコンフィグレーション トランシーバーPHY および関連するPLL を既知の初期化状態にリセットする必要があります。
PLL リコンフィグレーション PLL がロックを取得し、PHY をリセットすることを保証するためにリセットが必要です。PLL のリコンフィグレーションを実行する前に、PLL とトランスミッタ・チャネルの両方をリセット状態に保持する必要があります。
PLL リファレンス・クロックの周波数変化 PLL のロックを確実にするためにPLL にリセットが必要です。また、PHY をリセットする必要があります。
PLL のリキャリブレーション PLL のロックを確実にするためにPLL にリセットが必要です。また、PHY をリセットする必要があります。PLL のリキャリブレーションを実行する前に、PLL とトランスミッタ・チャネルの両方をリセット状態に保持する必要があります。
PLL ロックの喪失または回復 PLL がロックの瞬間的喪失からロックを獲得した後にリセットする必要があります。また、PHY をリセットする必要があります。
チャネルのダイナミック・リコンフィグレーション レート変更を引き起こすダイナミック・リコンフィグレーションを実行する前に、チャネルをリセット状態に保持する必要があります。チャネルのリコンフィグレーション中は、PLL リセットは不要です。
光接続モジュール 着信データのロックを確実にするために、RX のリセットが必要です。
RX CDR ロックモードの変更 RX CDR (クロックおよびデータリカバリー) ブロックが、リファレンスへのロック状態からデータへのロック状態に切り替わるたびに、RX チャネルのリセットが必要です。