インテルのみ表示可能 — GUID: joc1429213388130
Ixiasoft
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7.2.5. ケーパビリティー・レジスター
ケーパビリティー・レジスターのリードは、バス・アービトレーションを必要としません。ケーパビリティー・レジスターはキャリブレーション処理中のリードが可能です。
キャリブレーション・ステータスの確認にケーパビリティー・レジスターを使用するには、ネイティブPHY おるいはPLL IP コアを生成する際にケーパビリティー・レジスターをイネーブルする必要があります。ケーパビリティー・レジスターをイネーブルするには、Dynamic Reconfiguration タブのEnable capability registers オプションを選択します。
ハードPHY からのtx_cal_busy 信号とrx_cal_busy 信号は、同じハードウェアから発出しており、キャリブレーション中にステータス (High/Low) は同時に変化します。レジスタービット0x281[5:4]は、この問題を解決するために定義されており、TX チャネルがRX キャリブレーションに影響されること、RX チャネルがTX キャリブレーションに影響されることを防ぎます。この機能は、Simplex TX チャネルとSimplex RX チャネルがチャネルマージに関与する場合ではイネーブルできません。Simplex TX チャネルおよびSimplex RX チャネルを1 つの物理チャネルにマージする方法については、複数のIP ブロックにわたってマージするダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイスを参照してください。
tx_cal_busy およびrx_cal_busy 信号を分離してカスタマイズされたゲーティング・ロジックを構築する規則
- tx_cal_busy_out_en 信号は、tx_cal_busy 出力をイネーブルする
- rx_cal_busy_out_en 信号は、rx_cal_busy 出力をイネーブルする
- 電源投入時に、tx_cal_busy_out_en およびrx_cal_busy_out_en は「1」に設定する必要がある
- 通常動作時に、
- RX がキャリブレーションしている時に、tx_cal_busy_out_en を「0」に、そしてrx_cal_busy_out_en を「1」に設定すると、tx_cal_busy がディスエーブルされます。したがって、RX がキャリブレーションしている時にTX はリセットされません。
- TX がキャリブレーションしている時に、rx_cal_busy_out_en を「0」に、そしてtx_cal_busy_out_en を「1」に設定すると、rx_cal_busy がディスエーブルされます。したがって、TX がキャリブレーションしている時にRX はリセットされません。
ビット | 説明 |
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0x281[5] | PMA チャネルrx_cal_busy 出力イネーブル。パワーアップのデフォルト値は0x1 です。 0x1:rx_cal_busy 出力および0x281[1]は、PMA TX あるいはRX キャリブレーションが実行中であれば常にHigh でアサートされます。 0x0:rx_cal_busy 出力および0x281[1]は、High でアサートされることはありません。 |
0x281[4] | PMA チャネルtx_cal_busy 出力イネーブル。パワーアップのデフォルト値は0x1 です。 0x1:tx_cal_busy 出力および0x281[0]は、PMA TX あるいはRX キャリブレーションが実行中であれば常にHigh でアサートされます。 0x0:tx_cal_busy 出力および0x281[0]は、High でアサートされることはありません。 |
0x281[2] | PreSICe のAvalon-MM インターフェイス制御。このレジスターは、バス (PreSICE とのAVMM アービトレーションのステータスから別のreconfig_waitrequest がイネーブルされているかどうかに関係なく) を制御する方を確認するために使用可能です。 0x1:PreSICE が内部コンフィグレーション・バスを制御しています。 0x0:ユーザーが内部コンフィグレーション・バスを制御しています。 |
0x281[1] | PMA チャネルrx_cal_busy アクティブHigh 0x1:PMA RX キャリブレーションが実行中です。 0x1:PMA RX キャリブレーションが完了しています。 |
0x281[0] | PMA チャネルtx_cal_busy アクティブHigh 0x1:PMA TX キャリブレーションが実行中です。 0x0:PMA TX キャリブレーションが完了しています。 |
PMA 0x281[5:4]は、TX およびRX キャリブレーション・ビジー・ステータスを分離するために使用されます。rx_cal_busy がTX キャリブレーション中に変更しないようにするには、バスをPreSICE へ戻す前に0x281[5]を0x0 に設定する必要があります。チャネルRX は、TX キャリブレーションによりリセットされることはありません。tx_cal_busy がRX キャリブレーション中に変更しないようにするには、バスをPreSICE へ戻す前に0x281[4]を0x0 に設定する必要があります。チャネルTX は、RX キャリブレーションによりリセットされることはありません。0x00 を0x281[5:4]に誤ってライトした場合、tx_cal_busy とrx_cal_busy はユーザー・インターフェイスでHigh でアクティブとなることはありません。どちらの0x281[1:0]レジスターもHigh となることはありません。
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