インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.6.1.2. GbE およびIEEE 1588v2 に準拠したGbE のワード・アライメント

GbE およびIEEE 1588v2 に準拠したGbE プロトコル向けのワードアライナーは、自動同期ステートマシン・モードにコンフィグレーションされています。 ソフトウェアは、レシーバーが3 つの連続した同期オーダーセットを受信した際に同期を示すように、自動的に同期ステートマシンをコンフィグレーションします。同期オーダーセットは、/K28.5/ コードグループとそれに続く奇数の有効な/Dx.y/ コードグループです。レシーバーを同期させる最も早い方法は、3 つの連続した{/K28.5/, /Dx.y/} オーダーセットを受信することです。

GbE PHY IP コアは、各チャネルのrx_syncstatus ポートにレシーバー同期ステータスの信号を送信します。rx_syncstatus ポートのHigh は、レーンが同期されていることを示します。rx_syncstatus ポートのLow は、レーンの同期が失われていることを示します。レシーバーは、3 つ以下の有効なコードグループによって区切られた3 つの無効なコードグループを検出した際、またはリセットされた際に同期を失います。

表 89.  GbE 向け同期ステートマシンのパラメーター設定
同期ステートマシンのパラメーター 設定
Number of word alignment patterns to achieve sync 3
Number of invalid data words to lose sync 3
Number of valid data words to decrement error count 3

以下の図に、3 つの連続したオーダーセットがrx_parallel_data によって送信された際にHigh になったrx_syncstatus を示します。

図 46. High のrx_syncstatus