インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

5.2.2.11. RX KR FEC ブロック

KR FEC ブロック同期

KR FEC ブロック同期を使用して正しく受信したFEC ブロックにロックすることにより、RX KR FEC のFEC ブロック描写を取得できます。また、KR FEC は、64/66 ビット・エンコードされたプロトコルで最大トランシーバー・データレートまで使用できます。

注: KR FEC ブロック同期は、10GBASE-KR プロトコルを実装するために使用することができます。

KR FEC デスクランブラ

KR FEC デスクランブラ・ブロックは受信データをデスクランブルし、x58 + x39 +1 多項式を使用してスクランブルされていないデータを再生成します。KR FEC 同期ブロック内のブロック境界が検出される前、デスクランブラの入力におけるデータはKR FEC デコーダーに直接送信されます。境界が検出されると、KR FEC 同期ブロックからのアライメントされたワードはPN (Psuedo Noise) シーケンスでデスクランブルされ、KR FEC デコーダーに送信されます。

KR FEC デコーダー

KR FEC デコーダーブロックは、エラーで受信した32 個の65 ビット・ブロックを分析することによってFEC (2112、2080) デコーディング機能を実行します。また、各FEC ブロックにつき11 ビット以下のバーストエラーを訂正することができます。

KR FEC RX ギアボックス

KR FEC RX ギアボックス・ブロックは、PMA データ幅をPCS チャネルの大きいバス幅に適応させます。これは64:65 の比率をサポートします。

トランスコード・デコーダー

トランスコード・デコーダー・ブロックは64B/66B の同期ヘッダーを再生成することによって、65 ビットから64B/66B への再生機能を実行します。