インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

5.1.2.2.2. Lock-to-Data モード

受信シリアルデータからクロックを回復するため、通常動作中、CDR はLTD モードである必要があります。LTD モードでは、CDR 内のPD はレシーバー入力の受信シリアルデータをトラックします。受信データとCDR 出力クロック間の位相差に応じて、PD はVCO を調整するCDR チャージポンプを制御します。

注: LTD モードでは、PFD は非アクティブです。rx_is_lockedtoref ステータス信号はランダムに切り替わり、LTD モードでは意味を成しません。

LTD モードに切り替わると、rx_is_lockedtodata ステータス信号がアサートされます。実際のロック時間は、受信データの遷移密度およびレシーバー入力基準クロックとアップストリーム・トランスミッタ基準クロック間のppm (parts per million) 差によって異なります。rx_is_lockedtodata 信号はCDR が有効な値を確認するまでトグルします。そのため、rx_is_lockedtodata が継続的にアサートされるようになった後、少なくとも4 µs の間レシーバーPCS ロジックをリセット (rx_digitalreset) に保持する必要があります。