インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

6.2. リコンフィグレーション・インターフェイスとの相互作用

各トランシーバー・チャネルとPLL は、Avalon Memory-Mapped (Avalon-MM) リコンフィグレーション・インターフェイスを有します。 リコンフィグレーション・インターフェイスは、各チャネルとPLL のプログラム可能なスペースへダイレクトなアクセスを提供します。チャネルおよびPLL リコンフィグレーション・インターフェイスと通信するには、Avalon-MM マスターが必要です。各チャネルとPLL は独自の専用Avalon-MM インターフェイスを有するため、Avalon-MM マスターがAvalon-MM リコンフィグレーション・インターフェイスにどう接続されているかに応じて、同時にあるいは連続的にチャネルを動的に変更することができます。
図 260.  Arria® 10 トランシーバーIP コアのリコンフィグレーション・インターフェイス

送信PLL インスタンスには、最大で1 つのリコンフィグレーション・インターフェイスが含まれます。PLL インスタンスとは異なり、ネイティブPHY IP コア・インスタンスは複数のチャネルを指定することが可能です。ダイナミック・リコンフィグレーションの実行には、各チャネルに専用のリコンフィグレーション・インターフェイスを使用するか、あるいはすべてのチャネルに単一のリコンフィグレーション・インターフェイスを共有して使用することができます。

Avalon-MM マスターは、Avalon の読み出しおよび書き込み動作を実行することでリコンフィグレーション・インターフェイスと交信し、指定するトランシーバー・パラメーターのダイナミック・リコンフィグレーションを開始します。すべての読み出しおよび書き込み動作はAvalon-MM 仕様に準拠している必要があります。

図 261. リコンフィグレーション・インターフェイスのトップレベルの信号

ユーザーがアクセス可能なAvalon-MM リコンフィグレーション・インターフェイスとPreSICE Avalon-MM インターフェイスは、1 つの内部コンフィグレーション・バスを共有しています。このバスは、チャネルあるいはPLL のAvalon-MM インターフェイスへアクセスするためにアービトレーションされます。アクセスのリクエストおよびPreSICE からの内部コンフィグレーション・バスの制御に戻る方法についての詳細は、アービトレーションの項を参照してください。