インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.9.2.13. TX 極性反転

ボードレイアウト時に、シリアル差動リンクの正と負の信号が意図せず入れ替わることがあります。これを解決するためにボードの再設計やPLD ロジックの大幅な変更などを行うと、多くの場合、高額な費用がかかります。こういった課題を解消するためにトランシーバーの極性反転機能が提供されています。

トランスミッタ極性反転は、低レイテンシー、ベーシック、ベーシック・レートマッチ・モードで有効にできます。

TX 極性反転を有効にするには、Qsys でEnable tx_polinv port オプションを選択します。これは、ダイナミック・リコンフィグレーションにより動的に制御することも可能です。

このモードでは、tx_polinv が追加されます。デザインに複数のチャネルがある場合は、tx_polinv は、各ビットが1 つのチャネルに対応するバスになります。tx_polinv がアサートされている間、送信TX データは逆の極性を有します。