インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

5.1.2.2.3.1. 自動ロックモード

自動ロックモードでは、CDR は最初に入力基準クロック (LTR モード) にロックします。以下の条件が満たされる場合、CDR は入力基準クロックにロックした後、受信シリアルデータ (LTD モード) にロックします。

  • rx_std_signaldetect がイネーブルされる際、信号スレショルド検出回路がレシーバー入力バッファーに有効な信号レベルが存在することを示します。
  • 入力基準クロックに対して、CDR 出力クロックがコンフィグレーションされたppm 周波数スレショルド設定の範囲内にあります (周波数ロック)。
  • CDR 出力クロックと入力基準クロックの位相がおよそ0.08 UI (Unit Interval) 以内で一致しています (位相ロック)。

周波数ドリフトまたは振幅の大きな減衰によってCDR がデータにロックしたままにならない場合、CDR はLTR モードに戻ります。