インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

6.7. ダイナミック・リコンフィグレーションにおける推奨事項

TX PLL に関する推奨事項

インテルは、以下のケースではソフトレジスターを介してfPLL のpll_powerdown を制御することを推奨しています。

  • 整数モードからフラクショナル・モードへfPLL をリコンフィグレーションする場合
  • フラクショナル・モード内で別のレートにfPLL をリコンフィグレーションする場合

その他のリコンフィグレーションでは、リコンフィグレーション前およびリコンフィグレーション中にPLL をリセットで保持しないでください。

データレートあるいはプロトコルモード間でリコンフィグレーションを実行する際、インテルは、PLL のリコンフィグレーションとリキャリブレーションの実行中、PLL に関連するチャネル・トランスミッタ (アナログとデジタル) をリセットで保持することを推奨しています。デジタルおよびアナログのリセットには、tx_digitalresetrx_digitalresettx_analogresetrx_analogreset ポート、あるいはチャネル・ソフトレジスターが使用可能です。チャネルをアナログリセットに配置する詳細については、トランシーバー・チャネルのリセットの章の「モデル1: Default Model」および「モデル2: Acknowledgment Model」を参照してください。

注: ATX PLL をリコンフィグレーションする必要がある場合は、TX PLL 切り替えモードを使用するか、ローカルクロック分周器を使用して新しいデータレートを達成し、ATX PLL のリキャリブレーションを回避します。詳細については、「PLL およびクロック・ネットワーク」の章の「ATX PLL 使用のガイドライン」を参照してください。

チャネルに関する推奨事項

  • データレートあるいはプロトコルモード間でリコンフィグレーションを実行する際、インテルは、チャネル・トランスミッタのリコンフィグレーションとリキャリブレーションの実行中、チャネル・トランスミッタ (アナログとデジタル) をリセットで保持することを推奨しています。デジタルおよびアナログのリセットには、tx_digitalresetrx_digitalresettx_analogresetrx_analogreset ポート、あるいはチャネル・ソフトレジスターが使用可能です。チャネルをアナログリセットに配置する詳細については、トランシーバー・チャネルのリセットの章の「モデル1: Default Model」および「モデル2: Acknowledgment Model」を参照してください。
  • データレートあるいはプロトコルモード間でリコンフィグレーションを実行する際、インテルは、チャネルレシーバーのリコンフィグレーションとリキャリブレーションの実行中、チャネルレシーバー (アナログとデジタル) をリセットで保持することを推奨しています。デジタルおよびアナログのリセットには、tx_digitalresetrx_digitalresettx_analogresetrx_analogreset ポート、あるいはチャネル・ソフトレジスターが使用可能です。チャネルをアナログリセットに配置する詳細については、トランシーバー・チャネルのリセットの章の「モデル1: Default Model」および「モデル2: Acknowledgment Model」を参照してください。
  • データレートおよびプロトコルモードの変更が含まれないチャネルのリコンフィグレーションを実行する際は、インテルは、リコンフィグレーションの実行中、チャネル・トランスミッタ (デジタルのみ) をリセットで保持することを推奨しています。
  • データレートおよびプロトコルモードの変更が含まれないチャネルのリコンフィグレーションを実行する際は、インテルは、リコンフィグレーションの実行中、チャネルレシーバー (デジタルのみ) をリセットで保持することを推奨しています。

PLL パワーダウンに向けたソフトレジスターに関する詳細情報は、 Arria® 10 Transceiver Register Map を参照してください。