インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.6.3.7. 10GBASE-KR デザインの作成

10GBASE-KR デザインを作成するには以下のステップを実行します。
  1. 必要なパラメーター設定を行い、10GBASE-KR PHY を生成します。
    10GBASE-KR PHY IP コアは、リコンフィグレーション・ブロックを含んでいます。リコンフィグレーション・ブロックは、PHY レジスターにアクセスするためのAvalon-MM インターフェイスを提供します。
  2. リセット・コントローラーをインスタンス化します。IP カタログからトランシーバー・リセット・コントローラーIP コアを生成することができます。トランシーバー・リセット・コントローラーIP コアは、10GBASE-KR PHY IP コアの電源およびリセット信号と接続する必要があります。
  3. 1G データレート向けのTX PLL を1 つと10G データレート向けのTX PLL を1 つインスタンス化します。10GBASE-KR PHY とこれらのTX PLL との間の高速シリアルクロックとPLL ロック信号を接続します。1G データレートでは、fPLL、またはATX PLL、またはCMU PLL のいずれかを使用できます。10G データレートでは、ATX PLL またはCMU PLL を使用できます。
  4. fPLL を生成し、10G のリファレンス・クロックから156.25 MHz のXGMII クロックを作成します。
  5. 10GBASE-KR PHY からのtx_pma_divclk を使用するか、またはfPLL を生成し、10G のリファレンス・クロックから156.25 MHz のXGMII クロックを作成します。
    Stratix V デバイスの10GBASE-KR PHY IP コアとは異なり、Arria 10 デバイスの10GBASE-KR デザインではメモリー初期化ファイル (.mif) は必要ありません。
  6. すべてのIP (10GBASE-KR PHY IP コア、PLL IP コアと、リセット・コントローラー) ブロックを接続するトップレベル・モジュールを作成し、デザインを完成させます。