インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
Public
ドキュメント目次

1.2.1. トランシーバー・バンクのアーキテクチャー

トランシーバー・バンクは、デバイスの高速シリアル・トランシーバーに関連する全ての機能ブロックが含まれる基本的なユニットです。

トランシーバー・チャネル数が66 のデバイスを除くすべてのデバイスで、各トランシーバー・バンクは6 つのトランシーバー・チャネルを備えています。トランシーバー・チャネル数が66 のデバイスは、6 チャネルと3 チャネルのトランシーバー・バンクを有します。このデバイスの右側と左側で一番上に配置されているトランシーバー・バンクが3 チャネルのトランシーバー・バンクです。その他のすべてのデバイスは6 チャネルのトランシーバー・バンクを有します。

以下の図にトランシーバー・バンクのアーキテクチャーと、各バンクで使用可能なフェーズ・ロック・ループ (PLL) とクロック生成ブロック (CGB) リソースを示します。

図 12. 3 チャネルのGX トランシーバー・バンク・アーキテクチャー


注: この図はトランシーバー・バンク・アーキテクチャーの概要です。使用可能なクロック・ネットワークについて詳しくは、PLL およびクロック・ネットワークの章を参照してください。
図 13. 6 チャネルのGX トランシーバー・バンク・アーキテクチャー


注: この図はトランシーバー・バンク・アーキテクチャーの概要です。使用可能なクロック・ネットワークについて詳しくは、PLL およびクロック・ネットワークの章を参照してください。
図 14. GT トランシーバー・バンク・アーキテクチャー



注: この図はトランシーバー・バンク・アーキテクチャーの概要です。使用可能なクロック・ネットワークについて詳しくは、PLL およびクロック・ネットワークの章を参照してください。
図 15. バンクGXBL1E およびGXBL1H のGT トランシーバー・バンク・アーキテクチャー
注: この図はトランシーバー・バンク・アーキテクチャーの概要です。使用可能なクロック・ネットワークについて詳しくは、PLL およびクロック・ネットワークの章を参照してください。

トランシーバー・チャネルは、FPGA ファブリックと物理メディアとの間で必要なPHY 層の機能をすべて処理します。トランシーバー・チャネルが必要とする高速クロックは、トランシーバーPLL によって生成されます。マスターまたはローカルクロック生成ブロック (CGB) は、必要な高速シリアルおよび低速パラレルクロックを提供し、トランシーバー・バンクでノン・ボンディングならびにボンディングのチャネルを駆動します。