インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

4.4.2. Transceiver PHY Reset Controller Parameters

Quartus Prime ソフトウェアは、トランシーバーPHY および外部PLL をリセットするために、トランシーバーのPHY リセット・コントローラーを定義およびインスタンス化するGUI を提供します。
表 243.  General Options
パラメーター名 範囲 説明
Number of transceiver channels 1 ~ 1000 トランシーバーのPHY リセット・コントローラーIP コアに接続するチャネル数を指定します。範囲の上限は、FPGA アーキテクチャーによって決定されます。
Number of TX PLLs 1 ~ 1000 トランシーバーのPHY リセット・コントローラーIP コアに接続するTX PLL の数を指定します。
Input clock frequency 1 ~ 500 MHz トランシーバーのPHY リセット・コントローラーIP コア への入力クロックです。入力クロックの周波数はMHz 単位で示します。入力クロック周波数の上限は、タイミング・クロージャーで達成した周波数です。
Synchronize reset input On /Off On の場合、トランシーバーのPHY リセット・コントローラーは、リセットをトランシーバーのPHY リセット・コントローラーの入力クロックに同期してから、それを内部リセットロジックに駆動します。Off の場合、リセット入力が同期されていません。
Use fast reset for simulation On /Off On の場合、トランシーバーのPHY リセット・コントローラーは、シミュレーションのために減少したリセットカウンターを使用します。
Separate interface per channel/PLL On /Off On の場合、トランシーバーのPHY リセット・コントローラーは、各チャネルとPLL に対して個別のリセット・インターフェイスを提供します。
TX PLL
Enable TX PLL reset control On /Off On の場合、トランシーバーのPHY リセット・コントローラーIP コアにより、TX PLL のリセット・コントロールがイネーブルになります。 Off の場合、TX PLL のリセット・コントロールは無効になります。
pll_powerdown duration 1 ~ 999999999 ns 単位でPLL パワーダウン期間の長さを指定します。値が最も近いクロックサイクルに切り上げられます。デフォルト値は1000 ns です。
Synchronize reset input for PLL powerdown On /Off On の場合、トランシーバーPHY リセット・コントローラーは、PLL のパワーダウン・リセットをトランシーバーPHY リセット・コントローラーの入力クロックに同期させます。Off の場合、PLL のパワーダウン・リセットは同期されません。
TX Channel
Enable TX channel reset control On /Off On の場合、トランシーバーPHY リセット・コントローラーは、TX リセットの制御ロジックと関連するステータス信号をイネーブルにします。Off の場合、TX リセットの制御およびステータス信号を無効にします。
Use separate TX reset per channel On /Off On の場合、各TX チャネルには別個のリセットがあります。Off の場合、トランシーバーPHY リセット・コントローラーは、すべてのチャネルに共有TX リセット・コントローラーを使用します。
TX digital reset mode AutoManualExpose Port Pll_locked 信号がデアサートされたときのトランシーバーPHY リセット・コントローラーの動作を指定します。次のモードがあります。
  • Auto:関連するtx_digitalreset コントローラーは、pll_locked 信号がデアサートされると自動的にリセットされます。インテルはこのモードを推奨します。
  • Manual:関連するtx_digitalreset コントローラーは、pll_locked 信号がデアサートされてもリセットされず、訂正処置を選択できます。
  • Expose Porttx_manual 信号は、IP コアのトップレベルの信号です。動的にAuto またはManual にこのポートを変更することができます (1=Manual、0=Auto)。
Tx_analogreset duration 1 ~ 999999999

リセット入力および他のすべてのゲート条件が削除された後、tx_analoglreset をアサートし続ける時間をns で指定します。値は、最も近いクロックサイクルに切り上げられます。

注: モデル1 では、これが70 μs に設定されている必要があります。Arria 10 Default Settings のプリセットを選択してください。
tx_digitalreset duration 1 ~ 999999999 リセット入力および他のすべてのゲート条件が削除された後、tx_digitalreset をアサートし続ける時間をns で指定します。値は、最も近いクロックサイクルに切り上げられます。
注: モデル1 では、これが70 μs に設定されている必要があります。 Arria® 10 Default Settings のプリセットを選択してください。モデル2 のデフォルト値は20 ns です。
pll_locked input hysteresis 0 ~ 999999999 pll_locked 信号の偽の信頼性のないアサーションをフィルタリングするためにpll_locked ステータス入力に追加するヒステリシスの量を指定します。値0 はヒステリシスを追加しません。高い値は、pll_locked 信号のグリッチをフィルタリングします。インテルは、ヒステリシスの量がtpll_lock_max_time よりも長いことを推奨します。
RX Channel
Enable RX channel reset control On /Off On の場合、各RX チャネルには、個別のリセット入力があります。Off の場合、各RX チャネルはすべてのチャネルに共有RX リセット入力を使用します。これは、RX チャンネルの1 つがロックされていない場合、すべてのRX チャンネルがロックされるまで、他のすべてのRX チャンネルがリセット状態に保持されることを意味します。すべてのRX チャンネルがロックを取得するまで、デジタルリセットはアサートされたままです。
Use separate RX reset per channel On /Off On の場合、各RX チャネルには、個別のリセット入力があります。Off の場合、各RX チャネルはすべてのチャネルに共有RX リセット・コントローラーを使用します。
RX digital reset mode AutoManualExpose Port PLL ロック信号がデアサートされたときのトランシーバーPHY リセット・コントローラーの動作を指定します。次のモードがあります。
  • Auto:関連するrx_digitalreset コントローラーは、rx_is_lockedtodata 信号がデアサートされると自動的にリセットされます。
  • Manual:関連するrx_digitalreset コントローラーは、rx_is_lockedtodata 信号がデアサートされてもリセットされず、訂正処置を選択できます。
  • Expose Portrx_manual 信号は、IP コアのトップレベルの信号です。コアに各RX チャネル用の個別のリセット制御が含まれている場合、各RX チャネルは自動リセット制御にそれぞれのrx_is_lockedtodata 信号を使用します。それ以外の場合、入力はAND されて、共有リセット・コントローラーの内部ステータスを提供します。
rx_analogreset duration 1 ~ 999999999 リセット入力および他のすべてのゲート条件が削除された後、rx_analogreset をアサートし続ける時間をns で指定します。値は、最も近いクロックサイクルに切り上げられます。デフォルト値は40 ns です。
注: モデル1 では、これが70 μs に設定されている必要があります。 Arria® 10 Default Settings のプリセットを選択してください。
rx_digitalreset duration 1 ~ 999999999 リセット入力および他のすべてのゲート条件が削除された後、rx_digitalreset をアサートし続ける時間をns で指定します。値は、最も近いクロックサイクルに切り上げられます。デフォルト値は4000 ns です。