インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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2.7.10. PIPE 向けATX PLL のポート

表 190.  PIPE 向けATX PLL のポートこの項にはこのプロトコル向けの推奨設定を掲載しています。パラメーター値の範囲全体については、Arria 10 のトランシーバー・ネイティブPHY IP コアの使用を参照してください。
ポート 入力/出力 クロックドメイン 説明
Pll_powerdown 入力 非同期

High にアサートされるとPLL をリセットします。動的にコントロールされる信号 ( インテル® のFPGA IP を使用する場合には、トランシーバーPHY リセット・コントローラーのpll_powerdown 出力) に接続される必要があります。

Pll_reflck0 入力 N/A

リファレンス・クロック入力ポート0 です。リファレンス・クロック入力ポートは5 つあります。使用可能なリファレンス・クロック入力ポート数は、Number of PLL reference clocks パラメーターに基づきます。

tx_serial_clk 出力 N/A

GX チャネル向け高速シリアルクロック出力ポートです。x1 クロック・ネットワークとして機能します。

Gen1x1、Gen2x1 では、ネイティブPHY IP のtx_serial_clk 入力にこのポートからの出力を接続します。

Gen1x2、x4、x8 では、ネイティブPHY への接続にtx_bonding_clocks 出力ポートを使用します。

Gen2x2、x4、x8 では、ネイティブPHY への接続にtx_bonding_clocks 出力ポートを使用します。

Gen3x1 では、ネイティブPHY IP の2 つのtx_serial_clk 入力ポートのうちの1 つにこのポートからの出力を接続します。

Gen3x2、x4、x8 では、このポートは使用しません。fPLL からのtx_serial_clk 出力を使用して、ATX PLL IP のAuxiliary Master CGB クロック入力ポートを駆動します。

pll_locked 出力 非同期

PLL がロックされているかどうかを示すアクティブHigh ステータス信号です。

pll_pcie_clk 出力 N/A

PIPE インターフェイスに必要なhclk です。

Gen1x1、x2、x4、x8 では、PIPE インターフェイス向けhclk を駆動するためにこのポートを使用します。

Gen2x1、x2、x4、x8 では、PIPE インターフェイス向けhclk を駆動するためにこのポートを使用します。

Gen3x1、x2、x4、x8 では、このポートは使用しません。fPLL (Gen1/Gen2 としてコンフィグレーションされた) からのpll_pcie_clk をPIPE インターフェイス向けhclk として使用します。

Pll_cal_busy 出力 非同期

PLL キャリブレーションの進行中にHigh にアサートされるステータス信号です。トランシーバーPHY リセット・コントローラーでこのポートがイネーブルされていない場合、この信号をネイディブPHY のtx_cal_busy 出力信号と論理的にOR にし、リセット・コントローラーIP のtx_cal_busy に入力します。

Mcgb_rst 入力 非同期

マスターCGB リセット・コントロールです。

mcgb_aux_clk0 入力 N/A

スイッチにGen3 のために使用されます。

Gen3 をリンク速度ネゴシエーション時にfPLL とATX PLL の間で切り替えるために使用します。

Gen3x2、x4、x8 では、fPLL (Gen1/Gen2 向けにコンフィグレーション) からのtx_serial_clk 出力ポートをATX PLL のmcgb_aux_clk 入力ポートの駆動に使用します。

tx_bonding_clocks[5:0] 出力 N/A

マスターCGB からの低速パラレルクロック出力を伝達するオプショナルの6 ビット・バスです。チャネル・ボンディング向けx6/xN クロック・ネットワークとして使用します。

Gen1x1 では、このポートは無効になります。

Gen1x2、x4、x8 では、ネイティブPHY のtx_bonding_clocks 入力にこのポートからの出力を接続します。

Gen2x1 では、このポートは無効になります。

Gen2x2、x4、x8 では、ネイティブPHY のtx_bonding_clocks 入力にこのポートからの出力を接続します。

Gen3x1 では、このポートは無効になります。

Gen3x2、x4、x8 では、ネイティブPHY のtx_bonding_clocks 入力への接続にATX PLL からのtx_bonding_clocks 出力を使用します。

pcie_sw[1:0] 入力 非同期

PCIe* プロトコルの実装に使用する2 ビットのレート切り替えコントロール入力です。

Gen1 では、このポートは無効 (N/A) になります。

Gen2x2、x4、x8 では、このポートにネイティブPHY からのpipe_sw 出力を接続します。

Gen3x2、x4、x8 では、ネイティブPHY からのpipe_sw 出力を使用してこのポートを駆動します。

pcie_sw_done[1:0] 出力 非同期

PCIe プロトコルの実装に使用する2 ビットのレート切り替えステータス出力です。

Gen1 では、このポートは無効 (N/A) になります。

pcie_sw_done pipe_sw_done

pipe_sw_done pipe_sw_done