インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.4.2. General パラメーターとDatapath パラメーター

パラメーター値を指定することにより、ネイティブPHY IP コアのインスタンスをカスタマイズすることができます。Parameter Editor では、パラメーターは各機能ブロックおよび特性向けに以下のセクションにまとめられています。

  • General、Common PMA Options、およびDatapath Options
  • TX PMA
  • RX PMA
  • 標準PCS
  • エンハンストPCS
  • PCS Direct Datapath
  • Dynamic Reconfiguration
  • Analog PMA Settings (オプション)
  • Generation Options
表 9.  General、Common PMA Options、およびDatapath Options
パラメーター 説明
Message level for rule violations

error

warning

パラメーター・ルール違反のメッセージング・レベルを指定します。error を選択すると、いずれのルール違反によってもIP の生成ができなくなります。warning を選択すると全てのルール違反が警告としてメッセージウィンドウに表示されますが、IP は違反にかかわらず生成されます。22
VCCR_GXB and VCCT_GXB supply voltage for the Transceiver

0_9V、1_0 V、1_1V

VCCR_GXB and VCCT_GXB supply voltage for the Transceiver を選択します。
注: このオプションは、GUI ルール検証にのみ使用されます。スタティック・デザインにこのパラメーターをセットするには、Quartus Prime Setting File (.qsf) アサインメントを使用します。
Transceiver Link Type

sr、lr

トランシーバー・リンクの種類を選択します。sr はShort Reach (チップ間通信) であり、lr はLong Reach (バックプレーン 通信) です。
注: このオプションは、GUI ルール検証にのみ使用されます。スタティック・デザインにこのパラメーターをセットするには、Quartus Prime Setting File (.qsf) アサインメントを使用します。
Transceiver configuration rules

ユーザー選択

トランシーバー向けに選択可能なコンフィグレーション・ルールを指定します。

このパラメーターは、特定のプロトコル向けにParameter Editor がPMA およびPCS パラメーター設定をチェックするためのコンフィグレーション・ルールを指定します。選択されたトランシーバー・コンフィグレーション・ルールに応じて、Parameter Editor は選択されたパラメーターとオプションを検証し、すべての無効な設定にエラーメッセージまたは警告を出します。

プロトコル向けに選択するトランシーバー・コンフィグレーション・ルールを決定するために、各トランシーバー・コンフィグレーション・ルールの詳細について、表 8 Arria 10 トランシーバーのプロトコルとPHY IP のサポートを参照してください。

このパラメーターは、ルールチェックのために使用されます。また、これはプリセットではありません。プロトコルの実装向けに全てのパラメーターをセットする必要があります。

PMA configuration rules

Basic

SATA/SAS

QPI

GPON

PMA のコンフィグレーション・ルールを指定します。

SATA、GPON とQPI を除くすべてのプロトコルモード向けに、Basic を選択します。

SATA (Serial ATA) はTransceiver configuration ruleBasic/Custom (Standard PCS) に設定されている場合にのみ使用できます。

GPON はTransceiver configuration ruleBasic (Enhanced PCS) に設定されている場合にのみ使用できます。

QPI はTransceiver configuration rulePCS Direct に設定されている場合にのみ使用できます。

Transceiver mode

TX/RX Duplex

TX Simplex

RX Simplex

トランシーバーの動作モードを指定します。

  • TX/RX Duplex:送信と受信どちらもサポートするシングルチャネルを指定する
  • TX Simplex:送信のみをサポートするシングルチャネルを指定する
  • RX Simplex:受信のみをサポートするシングルチャネルを指定する

デフォルトはTX/RX Duplex です。

Number of data channels 1<n>

実装されるトランシーバー・チャネルの数を指定します。使用可能なチャネルの最大数は、選択したパッケージに応じた (<n>) です。

デフォルト値は1 です。

Data rate <有効なトランシーバーのデータレート>

Mbps (megabits per second) でデータレートを指定します。

Enable datapath and interface reconfiguration On/Off

このオプションをオンにすると、事前のコンフィグレーションが可能であり、かつ、標準PCS、エンハンストPCS、PCS ダイレクトデータパス間での動的な切り替えが可能です。

デフォルト値はOff です。

Enable simplified data interface On/Off

デフォルトでは、128 ビットすべてが有効なtx_parallel_data バスとrx_parallel_data バスのポートです。ユーザーはインターフェイス内のデータおよびコントロール信号のマッピングについて把握している必要があります。データおよびコントロール信号のマッピングについて詳しくはエンハンストPCS のTX およびRX コントロール・ポートを参照してください。

このオプションをオンにすると、ネイティブPHY IP コアはFPGA ファブリックとトランシーバーの間に単純化されたデータ・インターフェイスとコントロール・インターフェイスを提供します。128 ビットのうちFPGA ファブリック幅に対してアクティブになっているビットのみがポートとなります。

デフォルト値はOff です。23

Provide separate interface for each channel On/Off

選択すると、ネイティブPHY IP コアは広いバスではなく各チャネルに個別のデータ、リセット、およびクロック・インターフェイスを提供します。

表 10.  Transceiver Configuration Rule パラメーター
トランシーバー・コンフィグレーション設定 説明
Basic/Custom (Standard PCS) 標準PCS で、ルールの標準的なセットを適用します。標準PCS 内にブロックを必要とするカスタムプロトコル、または他のコンフィグレーション・ルールでカバーされていないプロトコルを実装するために、これらのルールを選択します。
Basic/Custom w /Rate Match (Standard PCS) 標準PCS で、レートマッチFIFO 用のルールを含むルールの標準的なセットを適用します。標準PCS 内にブロックを必要とするカスタムプロトコル、または他のコンフィグレーション・ルールでカバーされていないプロトコルでを実装するために、これらのルールを選択します。
CPRI (Auto) CPRI プロトコルが必要とするルールを適用します。レシーバーのワードアライナー・モードがAuto に設定されます。Auto モードでは、ワードアライナーは確定的レイテンシーに設定されます。
CPRI (Manual) CPRI プロトコルが必要とするルールを適用します。レシーバーのワードアライナー・モードがManual に設定されます。Manual モードでは、FPGA ファブリックのロジックがワードアライナーを制御します。
GbE 1 Gbps イーサネット (1 GbE) プロトコルに必要なルールを適用します。
GbE 1588 IEEE 1588 規格で定義されているPTP (Precision Time Protocol) をサポートする1 GbE プロトコルのルールを適用します。
Gen1 PIPE ソフトMAC やデータリンク層に接続できるGen1 PCIe* ® PIPE インターフェイスのルールを適用します。
Gen2 PIPE ソフトMAC やデータリンク層に接続できるGen2 PCIe PIPE インターフェイスのルールを適用します。
Gen3 PIPE ソフトMAC やデータリンク層に接続できるGen3 PCIe PIPE インターフェイスのルールを適用します。
Basic (Enhanced PCS) エンハンストPCS で、ルールの標準的なセットを適用します。エンハンストPCS 内に、ブロックを必要とするプロトコル、または他のコンフィグレーション・ルールでカバーされていないプロトコルを実装するために、これらのルールを選択します。
Interlaken Interlaken プロトコルに必要なルールを適用します。
10GBASE-R 10GBASE-R プロトコルに必要なルールを適用します。
10GBASE-R 1588 1588 が有効にされた10GBASE-R プロトコルに必要なルールを適用します。
10GBASE-R w/KR FEC KR FEC ブロックが有効にされた10GBASE-R プロトコルに必要なルールを適用します。
40GBASE-R w/KR FEC KR FEC ブロックが有効にされた40GBASE-R プロトコルに必要なルールを適用します。
Basic w/KR FEC KR FEC ブロックを有効にした際にエンハンストPCS が必要とするルールを適用します。このルールは、エンハンストPCS 内に、ブロックを必要とするカスタムプロトコル、または他のコンフィグレーション・ルールでカバーされていないプロトコルを実装するために選択します。
PCS Direct PCS Direct モードに必要なルールを適用します。このコンフィグレーションではデータはPCS チャネルを流れますが、すべての内部PCS ブロックはバイパスされます。必要であれば、PCS 機能をFPGA ファブリックに実装することができます。
22 ただし、警告を伴いながらPHY を生成できますが、そのPHY をQuartus Prime でコンパイルすることができません。
23 このオプションは、PCS データパス間を動的にリコンフィグレーションする、またはトランシーバーのインターフェイスをリコンフィグレーションする場合には使用できません。