インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.7.12.1. ボンディング・コンフィグレーションのマスターチャネル

PCIe* では、PMA とPCS のどちらもボンディングされている必要があります。ハードウェアに個別のマスターCGB があるので、PMA マスターチャネルは指定する必要がありません。しかし、PCS マスターチャネルをネイティブPHY を介して指定する必要があります。任意のデータチャネル (ボンディング・グループの一部) を、ロジカルPCS マスターチャネルとして選択することができます。

注: PCS マスターとしていずれのチャネルを選択しても、フィッターはマスターチャネルとしてトランシーバー・バンクの物理チャネル1 またはチャネル4 を選定します。これは、ASN とマスターCGB の接続がハードウェアではトランシーバー・バンクのこれら2 つのチャネルにしかないためです。
表 192.  PIPE コンフィグレーションのPCS マスター論理チャネル
PIPE コンフィグレーション PCS マスター論理チャネル# (デフォルト)
x1 042
x2 142
x4 242
x8 4 42

以下の図に、デフォルト設定を示します。

図 107. x2 コンフィグレーション
注: 物理チャネル0 を論理チャネル0 とアライメントします。PCS マスター論理チャネル1 が物理チャネル1 になるように指定します。
図 108. x4 コンフィグレーション以下の図に、ボンディングの4 チャネルを配置する方法を示します。この場合には、PCS マスター論理チャネル番号2 が物理チャネル4 になるように指定する必要があります。


図 109. x8 コンフィグレーションx8 コンフィグレーションでは、インテルは、最も遠いスレーブチャネルから最大でも4 チャネルしか離れていないチャネルをマスターチャネルとして選択することを推奨します。


注: 物理チャネル0 を論理チャネル0 とアライメントします。PCS マスター論理チャネル4 が物理チャネル4 になるように指定します。
図 110. x4 の別のコンフィグレーション以下の図に、ボンディングの4 チャネルを配置する方法を示します。この場合には、PCS マスター論理チャネル番号2 が物理チャネル1 になるように指定する必要があります。


上記の図に示すように、フィッターは物理チャネル1 またはチャネル4 のどちらかをPIPE のボンディング・コンフィグレーションにおけるPCS マスターとして選択します。

図 111. ハードIP に隣接するマスターチャネルの場合におけるx4 コンフィグレーション

以下の図に、PCS マスター論理チャネルがハードIP に隣接する場合におけるx4 PIPE コンフィグレーションの配置する方法を示します。

図 112. ハードIP に隣接しないマスターチャネルの場合におけるx4 コンフィグレーション以下の図に、PCS マスター論理チャネルがハードIP に隣接しない場合におけるx4 PIPE コンフィグレーションの配置する方法を示します。
42 トランシーバー・バンクでPCS マスター論理チャネルが物理チャネル1 または4 とアライメントされるようにします。