インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

5.4.1.2. ギアボックス

PCIe* 3.0 ベース仕様は、SKP オーダーセットを除いて130 ビットのブロックサイズを指定し、可変長になります。130 ビットのデータパスの実装は多くのリソースを要するため、PCIe Gen3 PCS データパスは32 ビット幅として実装されます。TX PMA データ幅は32 ビットに固定され、ブロックサイズは130 ビット (変動あり) であるため、130 ビットを32 ビットに変換するにあたってギアボックスが必要になります。

リソースの使用率を削減するデータパスが32 ビットで実装されていため、TX PCS のギアボックス・ブロックは130 ビット・ブロック (tx_parallel_data[127:0] + pipe_tx_sync_hdr[1:0]) をTX PMA で必要となる32 ビットのデータに変換します。130 ビット・データは、32 ビットのデータパスで34 (32 + 2-bit sync header) 、32、32、32 として受信されます。最初のサイクルの間に、ギアボックスは34 ビット入力データを32 ビット・データに変換します。次の3 クロックサイクルの間、ギアボックスは32 ビット・データを形成するために隣接するサイクルからのビットをマージします。ギアボックスを正しく動作させるためには、16 シフトごとにデータ内でギャップを提供する必要があります。これは、ギアボックス内で初期の34 ビットを32 ビットに変換するにあたって、各シフトは2 つの追加のビットを有するためです。16 シフトの後、ギアボックスは送信された追加の32 ビット・データを有します。そのため、入力データストリームでギャップが必要になりますが、このギャップは、入力データ(tx_parallel_data) の16 ブロックごとに1 サイクルの間、pipe_tx_data_valid をLow にドライブすることによって達成されます。