インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.6.4.5.4. Speed Detection のパラメーター

速度検出オプションを選択することにより、PHY は、1G/10GbE をサポートしているがオート・ネゴシエーションを無効にされているリンクパートナーを検出できるようになります。オート・ネゴシエーション中、AN がリンクパートナーからのDME (Differential Manchester Encoding) ページを検出できない場合、シーケンサーは、有効な1G または10GbE パターンが検出されるまで1GbE と10GbE モード (速度およびパラレル検出) へのリコンフィグレーションを続けます。
表 133.  Speed Detection
パラメーター名 オプション 説明
Enable automatic speed detection On

Off

このオプションをOn にすると、オート・ネゴシエーション・ブロックがAN データを検出できない場合に1G または10GbE を検出するためのリコンフィグレーション要求を送信するシーケンサー・ブロックがコアに含まれます。

Avalon‑MM clock frequency 100 ~ 162 MHz phy_mgmt_clk のクロック周波数を指定します。
Link fail inhibit time for 10Gb Ethernet 504 ms link_status がFAIL またはOK にセットされるまでの時間を指定します。link_status がOK にセットされる前にlink_fail_inhibit_time の設定時間に達すると、リンクが失敗します。適正範囲は500 ~ 510 ms です。詳しくはIEEE Std 802.3ap-2007 の73 項で「Auto Negotiation for Backplane Ethernet」を参照してください。
Link fail inhibit time for 1Gb Ethernet 40 ~ 50 ms link_status がFAIL またはOK にセットされるまでの時間を指定します。link_status がOK にセットされる前にlink_fail_inhibit_time の設定時間に達すると、リンクが失敗します。適正範囲は40 ~ 50 ms です。
Enable PCS-Mode port On

Off

PCS-Mode ポートをイネーブルまたはディスエーブルします。