インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.8.2.1.1. トランスミッタおよびレシーバーのレイテンシー

rx_bitslipboundaryselectout ポートでは、リンク同期機能 (ワードアライナー・ブロック内) からのレイテンシー変動は確定的です。さらに、ワードアライナー・ブロック内のレイテンシー変動を補償するために、tx_bitslipboundaryselect ポートを使用して、リモート無線ヘッドのポート実装へのラウンド・トリップ・トランシーバー・レイテンシーを固定することができます。また、tx_bitslipboundaryselect ポートは、トランスミッタ・シリアルデータストリームでスリップさせるビット数を制御するために使用することができます。必要な場合には、tx_bitslipboundaryselect ポートを使用して、ラウンド・トリップ・レイテンシーを端数のないサイクル数に丸めることができます。

バイト・デシリアライザーを使用する際は、コンマバイトがワードの下位バイトで受信されたのか、あるいは上位バイトで受信されたのかを判断するための追加のロジックがFPGA ファブリック内に必要です。遅延は、コンマバイトがあるワードに依存します。

注: レイテンシーの数値については、デバイスの特性評価中です。