インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
Public
ドキュメント目次

2.4.12. 未使用のトランシーバーRX チャネル

時間経過に伴う未使用のトランシーバーRX チャネルのBTI (Bias Temperature Instability) および性能劣化を防止するために、 Arria® 10 デバイスのQSF に以下のアサインメントを追加する必要があります。グローバル・アサインメントまたはピンごとのアサインメントのどちらかを使用することができます。

set_global_assignment -name PRESERVE_UNUSED_XCVR_CHANNEL ON

または

set_instance_assignment -name PRESERVE_UNUSED_XCVR_CHANNEL ON -to pin_name

この手順を実行すると、 Quartus® Prime ソフトウェアは、未使用の各レシーバーチャネルに対応するCDR (クロック・データ・リカバリー) PLL をインスタンス化します。CDR はリファレンス・クロックとしてCLKUSR を使用し、1 Gbps で動作するように設定されています。CLKUSR をリファレンス・クロックとして使用するには、ピンに100~125 MHz のクロックをアサインメントする必要があります。これらのアサインメントを実装すると、レシーバーチャネルごとに消費電力が増加します。詳細については、サポートセンターにお問い合わせください。