インテルのみ表示可能 — GUID: mta1427322198457
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6.10. Native PHY IP コア・ガイド・リコンフィグレーション・フローとPLL IP コア・ガイド・リコンフィグレーション・フロー
コンフィグレーション・ファイルには、対応するコンフィグレーションのアドレスおよびビット値が含まれます。ベースとなるコンフィグレーション・ファイルとモディファイド・コンフィグレーション・ファイルの相違点を比較します。2 つのファイル間に見られる相違点は、あるコンフィグレーションから別のコンフィグレーションへ切り替えるには、変更しなければならないアドレスおよびビット値が存在することを表しています。モディファイド・コンフィグレーションを入手するには、ベース・コンフィグレーションとは異なるビット値に対してRead-Modify-Write を実行します。
IP ガイド・リコンフィグレーション・フローを使用して、ダイナミック・リコンフィグレーションを実行する場合、
- ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1 から7 の必要な手順を実行します。
- ベース・コンフィグレーションとは異なるアドレスおよびビット値すべてにRead-Modify-Write を実行します。
- ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順9 から12 の必要な手順を実行します。
新しいコンフィグレーションを入手するために変更が必要となるビット値は、標準PCS、エンハンストPCS、PCS Direct データパス間での切り替えといったような複数のアドレスにおよぶことがあります。ベース・コンフィグレーションとモディファイド・コンフィグレーションで値をマニュアルで比較し、モディファイド・コンフィグレーションで様々な値をストリームするロジックを構築することは困難な作業となります。そのような場合、ネイティブPHY IP コア/ATX PLL IP コアのMultiple Profiles 機能を使用すれば、メモリーにパラメーター設定 (MIF コンフィグレーション・ファイル) を保存することが可能です。コンフィグレーションの内容が保存されているので、メモリーからその内容を読み出し、ターゲットとするリコンフィグレーションのチャネルへ書き込むことができるようになります。この方法とは別に、ネイティブPHY IP コア/ATX PLL IP コアのEmbedded Reconfiguration Streamer 機能を使用することも可能です。この機能には、それぞれのプロファイル情報およびストリーミングを実行するためのロジックが含まれています。Embedded Reconfiguration Streamer を使用することで、モディファイド・コンフィグレーション内容を入手するために実行されるRead-Modify-Write 動作の回数を低減させることができます。
Embedded Reconfiguration Streamer を使用して、ダイナミック・リコンフィグレーションを実行する場合、
- ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1 から7 の必要な手順を実行します。
- 設定したプロファイル・セレクト、ブロードキャスト・ビット (ネイティブPHY のみに適用される) 、およびコンフィグレーション・ロード・ビット・セットでアドレス0x340 にRead-Modify-Write を実行します。たとえば、あるチャネルにプロファイル1 をストリームするには、3’b001 でビットx340[2:0]に、ブロードキャストをディスエーブルするには1’b0 でビット340[6]に、ストリーミングを開始するには1’b1 でビットx340[7]に、それぞれRead-Modify-Write を実行します。
- 一定周期でストリーマー・ビジー・ビットをアドレスx341 (x341[0]) でポーリングします。ビジー・ビットが1’b0 となれば、リコンフィグレーションは完了です。
- ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順9 から12 の必要な手順を実行します。