インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.7.2.1.6. レシーバー検出

Arria 10 トランシーバーのPIPE インターフェイス・ブロックは、受信検出動作のための入力信号pipe_tx_detectrx_loopback を提供します。PCIe* プロトコルは、LTSSM の検出ステート中にこの信号がHigh であることを要求します。P1 パワーステートでpipe_tx_detectrx_loopback 信号がアサートされると、PIPE インターフェイス・ブロックはそのチャネルのトランスミッタ・ドライバーにコマンド信号を送信し、受信検出シーケンスを開始します。P1 パワーステートでは、トランスミッタ・バッファーは常に電気的アイドル状態である必要があります。コマンド信号を受信すると、受信検出回路はトランスミッタ・バッファーの出力にステップ電圧を生成します。配線上のステップ電圧の時定数は、遠端にPCIe 入力インピーダンス要件に準拠するアクティブなレシーバーがあれば、大きくなります。受信検出回路は、レシーバーが存在するかどうかを判断するためにこの時定数を観察します。

注: 受信検出回路を確実に機能させるために、オンチップ終端を使用する必要があります。さらに、シリアルリンクのAC カップリング・コンデンサー、およびシステムで使用されるレシーバー終端の値がPCIe Base Specification 2.0 に適合している必要があります。

PIPE コアは、PIPE 2.0 仕様にある通り、1 ビットのPHY ステータス信号pipe_phy_status と3 ビットのレシーバーステータス信号pipe_rx_status[2:0] を提供し、レシーバーが検出されたかどうかを示します。