インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
Public
ドキュメント目次

2.9.1. エンハンストPCS の「Basic (Enhanced PCS) 」および「Basic with KR FEC」コンフィグレーションの使用

Arria 10 のトランシーバーを使用してエンハンストPCS をコンフィグレーションすることにより、他の10G プロトコル、または10G に類するプロトコルをサポートすることができます。Basic (Enhanced PCS) トランシーバー・コンフィグレーション・ルールによって、トランシーバー・インターフェイス、パラメーター、およびポートをユーザーが完全にコントロールしながらエンハンストPCS へアへクセスすることができます。

Native PHY IP Basic (Enhanced PCS) のトランシーバー・コンフィグレーション・ルールの使用によって、トランシーバーをBasic の機能性でコンフィグレーションすることができます。

KR FEC 付きBasic (Basic with KR FEC) は、低レイテンシーのフィジカル・コーディング・サブレイヤ (PCS) でKR FEC をサポートします。KR FEC サブレイヤは、リンクのビットエラー・レート (BER) 性能を向上させます。このモードは最大25.8 Gbps のデータレートで動作します。低レイテンシーまたは低BER 要件を持つアプリケーション、またはバックプレーン (10GBASE-KR プロトコル) を介する10 Gbps、40 Gbps、あるいは100 Gbps イーサネットといったアプリケーションを実装するには、このコンフィグレーションを使用します。

順方向誤り訂正 (FEC) 機能はIEEE 802.3ap-2007 の74 項で定義されています。FEC は、イーサネット規定のビットエラー・レート (BER) である10-12 をノイズの多いチャネルで実現可能にする、エラー検出と訂正のメカニズムを提供します。FEC サブレイヤは、製造時ならびに使用環境の条件のばらつきを補償することにより、追加的なリンクマージンを提供します。IEEE 802.3ap-2007 の74 項で定義されるFEC は、他のFEC メカニズム (たとえば、Optical Transport Network FEC) と区別するために、KR FEC と呼ばれます。

注: このコンフィグレーションは、位相補償およびレジスターモード、KR FEC PCS ブロックでFIFO をサポートしています。標準の、もしくは独自のプロトコル・マルチチャネル・アライメントといった、アプリケーションに必要なその他の全てのロジックを、ソフトIP のFPGA ファブリックに実装するか、インテルの10GBASE-KR PHY IP コア製品をFPGA での完全なソリューションとして使用することができます。
図 119. Basic (Enhanced PCS) のコンフィグレーション向けトランシーバー・チャネルのデータパスとクロック
図 120. Basic with KR FEC のコンフィグレーション向けトランシーバー・チャネルのデータパスとクロックこの図に表記されているクロック周波数は、10.3125 Gbps データレートに基づく一例です。