インテルのみ表示可能 — GUID: nik1398706815424
Ixiasoft
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2.4.9. エンハンストPCS ポート
以下の表では、変数は次に示すパラメーターを表します。
- <n>:レーン数
- <d>:シリアライゼーション・ファクター
- <s>:シンボルサイズ
- <p>:PLL 数
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
tx_parallel_data[<n>128-1:0] |
入力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロック (tx_coreclkin またはtx_clkout) に同期 |
FPGA ファブリックからTX PCS へのTX パラレルデータ入力です。トランシーバー・ネイティブPHY IP のParameter Editor でEnable simplified interface を選択すると、tx_parallel_data は、指定したコンフィグレーションに必要なビットだけを含みます。 アクティブではないデータピンをグランドと接続する必要があります。single width コンフィグレーションでは、以下のビットがアクティブです。
double width コンフィグレーションでは、以下のビットがアクティブです。
double-width モードは、32 ビット、50 ビット、および67 ビットのFPGA ファブリックからPCS へのインターフェイス幅ではサポートされません。 |
unused_tx_parallel_data | 入力 |
tx_clkout | Enable simplified data interface をイネーブルするとポートがイネーブルされます。これらのビットすべてを0 に接続します。Enable simplified data interface をディスエーブルすると、未使用ビットはtx_parallel_data の一部になります。グランドに接続する必要があるビットを特定するにはtx_parallel_data を参照します。 |
tx_control[<n><3>-1:0] または tx_control[<n><18>-1:0] |
入力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロック (tx_coreclkin またはtx_clkout) に同期 |
tx_control ビットは、選択したトランシーバー・コンフィグレーション・ルールに応じてさまざまな機能を有します。Simplified data interface をイネーブルすると、未使用ビットはunused_tx_control ポートの一部として示され、このバスのビット数が変化します。 詳細は、エンハンストPCS のTX およびRX コントロール・ポートの項を参照してください。 |
unused_tx_control[<n> <15>-1:0] | 入力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロック (tx_coreclkin またはtx_clkout) に同期 |
Enable simplified data interface をイネーブルするとポートがイネーブルされます。これらのビットすべてを0 に接続します。Enable simplified data interface をディスエーブルすると、未使用ビットはtx_control の一部になります。 グランドに接続する必要があるビットを特定するにはtx_control を参照します。 |
tx_err_ins | 入力 | tx_coreclkin | Interlaken プロトコルでEnable simplified data interface をオンにした場合、このビットを使用して同期ヘッダーエラーとCRC32 エラーを挿入します。 アサートされると、サイクルワード用の同期ヘッダーが破損させたものと置き換えられます。Enable Interlaken TX CRC-32 generator error insertion がオンであればCRC32 エラーも挿入されます。破損させた同期ヘッダーは、コントロール・ワードでは2'b00、データワードでは2'b11 です。CRC32 エラーの挿入では、ワードはサイクルが不正に反転されているCRC 演算に使用され、メタフレームの診断ワードでの不正なCRC32 をもたらします。 Framing Control Word はTX PCS に組み込まれたフレーム・ジェネレーターで作成されるため、同期ヘッダーエラーとCRC32 エラーはFraming Control Word 用には作成できないことに注意してください。同期ヘッダーエラーとCRC32 エラーはどちらもトランシーバー・ネイティブPHY IP のGUI でCRC-32 エラー挿入機能がイネーブルされている場合に挿入されます。 |
tx_coreclkin | 入力 | クロック | FPGA ファブリックのクロックです。TX FIFO の書き込み側を駆動します。Interlaken プロトコルではこのクロックの周波数を、データレート/67~データレート/32 にします。この範囲よりも低い周波数を使用すると、TX FIFO がアンダーフローし、データが破損する原因となります。 |
tx_clkout | 出力 |
クロック | ノン・ボンディング・コンフィグレーションではローカルCGB により生成され、ボンディング・コンフィグレーションではマスターCGB により生成されるパラレルクロックです。このクロックがTX エンハンストPCS のクロックになります。このクロックの周波数は、データレートをPCS/PMA インターフェイスの幅で割ったものと等しくなります。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
rx_parallel_data[<n>128-1:0] |
出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロック (rx_coreclkin またはrx_clkout) に同期 |
RX PCS からFPGA ファブリックへのRX パラレルデータです。トランシーバー・ネイティブPHY IP のGUI でEnable simplified data interface を選択すると、rx_parallel_data は、指定したコンフィグレーションに必要なビットだけを含みます。それ以外の場合には、インターフェイスは128 ビット幅です。 FPGA ファブリックからPCS へのインターフェイス幅が64 ビットの場合、128 ビット未満のインターフェイスで次のビットがアクティブです。未使用ビットはフローティングまたは未接続のままにしておくことができます。
FPGA ファブリックからPCS へのインターフェイス幅が128 ビットの場合には、以下に示すビットがアクティブです。
|
unused_rx_parallel_data | 出力 |
rx_clkout |
Enable simplified data interface をオンにした場合に、この信号は未使用データを指定します。Enable simplified data interface がセットされない場合には、未使用ビットはrx_parallel_data の一部になります。未使用のデータ出力はフローティングまたは未接続のままにしておくことができます。 |
rx_control[<n> <20>-1:0] | 出力 | FIFO の読み出し側を駆動するクロック (rx_coreclkin またはrx_clkout) に同期 |
rx_parallel_data バスがコントロールまたはデータのどちらであるかを示します。 詳細は、エンハンストPCS のTX およびRX コントロール・ポートの項を参照してください。 |
unused_rx_control[<n>10-1:0] | 出力 | FIFO の読み出し側を駆動するクロック (rx_coreclkin またはrx_clkout) に同期 |
この信号は、Enable simplified data interface をオンにした場合にのみ存在します。Enable simplified data interface がセットされない場合には、未使用ビットはrx_control の一部になります。これらの出力はフローティングのままにしておくことができます。 |
rx_coreclkin | 入力 | クロック | FPGA ファブリックのクロックです。RX FIFO の読み出し側を駆動します。Interlaken プロトコルではこのクロックの周波数を、データレート/67~データレート/32 にします。 |
rx_clkout | 出力 |
クロック | トランシーバーRX PMAで回復された低速パラレルクロックであり、これがRX エンハンストPCS のクロックになります。このクロックの周波数は、データレートをPCS/PMA インターフェイスの幅で割ったものと等しくなります。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
tx_enh_data_valid[<n>-1:0] | 入力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロック (tx_coreclkin またはtx_clkout) に同期 |
この信号のアサートは、TX データが有効であることを示します。1588 に準拠しない10GBASE-R では、1'b1 にこの信号を接続します。1588 に準拠する10GBASE-R では、この信号をギアボックス比に基づいて制御する必要があります。Basic とInterlaken では、TX FIFO がアンダーフローまたはオーバーフローしないように、FIFO フラグに基づいてこのポートを制御する必要があります。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
tx_enh_fifo_full[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロックtx_coreclkinに同期 TX FIFO の書き込み側を駆動するクロックは、tx_coreclkin (FPGA ファブリック・クロック) またはtx_clkout |
この信号のアサートは、TX FIFO がフルであることを示します。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
tx_enh_fifo_pfull[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の書き込み側を駆動するクロックtx_coreclkinに同期 TX FIFO の書き込み側を駆動するクロックは、tx_coreclkin (FPGA ファブリック・クロック) またはtx_clkout |
この信号は、TX FIFO が部分的にフルのしきい値に達した際にアサートされます。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
tx_enh_fifo_empty[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックtx_coreclkinに同期 |
アサートされるとTX FIFO が空であることを示します。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
tx_enh_fifo_pempty[<n>-1:0] | 出力 |
FIFOの読み出し側を駆動するクロックtx_clkoutに同期 |
アサートされると、TX FIFO が指定された部分的に空のしきい値に達したことを示します。このオプションをオンにすると、エンハンストPCS は非同期のtx_enh_fifo_pempty ポートをイネーブルします。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
rx_enh_data_valid[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
アサートされると、rx_parallel_data が有効であることを示します。rx_enh_data_valid がLow であれば、無効なRX パラレルデータを廃棄します。 このオプションは、以下のパラメーターを選択すると有効になります。
詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
rx_enh_fifo_full[<n>-1:0] | 出力 |
FIFOの書き込み側を駆動するクロックrx_clkoutに同期 | アサートされるとRX FIFO がフルであることを示します。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
rx_enh_fifo_pfull[<n>-1:0] | 出力 |
FIFOの書き込み側を駆動するクロックrx_clkoutに同期 |
アサートされるとTX FIFO が指定された部分的にフルのしきい値に達したことを示します。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
rx_enh_fifo_empty[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkinに同期 RX FIFO の読み出し側を駆動するクロックは、rx_coreclkin (FPGA ファブリック・クロック) またはrx_clkout |
アサートされるとRX FIFO が空であることを示します。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
rx_enh_fifo_pempty[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin に同期 RX FIFO の読み出し側を駆動するクロックは、rx_coreclkin (FPGA ファブリック・クロック) またはrx_clkout |
アサートされるとRX FIFO が指定された部分的に空のしきい値に達したことを示します。位相補償モードでは、深度が常に一定であるためこの信号を無視できます。 詳細は、エンハンストPCS FIFO の動作を参照してください。 |
rx_enh_fifo_del[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
アサートされると、ワードがRX FIFO から削除されたことを示します。この信号は2~3 クロックサイクルの間アサートされます。この信号は10GBASE-R プロトコルに使用されます。 |
rx_enh_fifo_insert[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
アサートされると、ワードがRX FIFO に挿入されたことを示します。この信号は10GBASE-R プロトコルに使用されます。 |
rx_enh_fifo_rd_en[<n>-1:0] | 出力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
Interlaken でのみ、この信号がアサートされるとRX FIFO からワードが読み出されます。RX FIFO がアンダーフローまたはオーバーフローしないように、FIFO フラグに基づいてこの信号を制御する必要があります。 |
rx_enh_fifo_align_val[<n>-1:0] | 入力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
アサートされると、ワード・アライメント・パターンが検出されたことを示します。この信号はInterlaken プロトコルに対してのみ有効です。 |
入力 |
FIFO の読み出し側を駆動するクロックrx_coreclkin またはrx_clkout に同期 |
アサートされるとFIFO はリセットされ、新たなアライメント・パターンの検索を開始します。この信号はInterlaken プロトコルに対してのみ有効です。この信号は少なくとも4 サイクルの間アサートします。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
tx_enh_frame[<n>-1:0] | 出力 | tx_clkout |
新しいメタフレームの始まりを示すために、2 または3 パラレルクロック・サイクルの間アサートされます。 |
tx_enh_frame_diag_status[<n>2-1:0] | 入力 |
tx_clkout |
フレーミング・レイヤ診断ワード (ビット[33:32]) に含まれるレーン・ステータスメッセージを駆動します。このメッセージは、次にフレーム・ジェネレーター・ブロックで生成される診断ワードに挿入されます。このバスはtx_enh_frame パルスの前後で、一定して5 クロックサイクルに保たれる必要があります。以下のエンコーディングが定義されています。
|
tx_enh_frame_burst_en[<n>-1:0] | 入力 |
tx_clkout |
Enable frame burst がイネーブルされると、このポートはTX FIFO からフレーム・ジェネレーターへのフレーム・ジェネレーター・データ読み出しを制御します。これは各メタフレームの先頭で一度ラッチされます。tx_enh_frame_burst_en の値が0 であれば、フレーム・ジェネレーターは現在のメタフレーム用のTX FIFO からのデータ読み出しを行いません。そのかわりにフレーム・ジェネレーターはSKIP ワードをメタフレームのペイロードとして挿入します。tx_enh_frame_burst_en が1 であれば、フレーム・ジェネレーターは現在のメタフレーム用にTX FIFO からのデータ読み出しを行います。このポートはtx_enh_frame パルスの前後で、一定して5 クロックサイクルに保たれる必要があります。 |
rx_enh_frame[<n>-1:0] | 出力 |
rx_clkout |
アサートされると、新たな受信メタフレームの始まりを示します。この信号はパルスストレッチされています。 |
rx_enh_frame_lock[<n>-1:0] | 出力 |
rx_clkout |
アサートされると、フレーム・シンクロナイザー・ステートマシンがメタフレーム境界を検出したことを示します。この信号はパルスストレッチされています。 |
rx_enh_frame_diag_status[2 <n>-1:0] | 出力 |
rx_clkout |
フレーミング・レイヤ診断ワード (ビット[33:32]) に含まれるレーン・ステータスメッセージを駆動します。フレームがロックされている間に、メタフレームの末尾で有効な診断ワードが受信されると、この信号がラッチされます。以下のエンコーディングが定義されています。
|
rx_enh_crc32_err[<n>-1:0] | 出力 |
rx_clkout |
アサートされると、現在のメタフレームのCRC エラーを示します。現在のメタフレームの末尾でアサートされます。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
rx_enh_highber[<n>-1:0] | 出力 | rx_clkout |
アサートされると、10 -4 よりも大きいビット・エラー・レートを示します。10GBASE-R プロトコルでは、125μs 以内に少なくとも16 のエラーがある場合にBER レートが発生します。この信号は、2~3 クロックサイクルの間アサートされます。 |
rx_enh_highber_clr_cnt[<n>-1:0] | 入力 |
rx_clkout |
アサートされると、BER ステートマシンがBER_BAD_SH ステートに入った回数を示す内部カウンターをクリアします。 |
rx_enh_clr_errblk_count[<n>-1:0] (10GBASE-R とFEC) | 入力 |
rx_clkout |
アサートされると、エラー・ブロック・カウンターを0 にリセットします。この信号のアサートにより、RX ステートマシンがRX_E ステートに入った回数をカウントする内部カウンターをクリアします。FEC ブロックがイネーブルされたモードでは、この信号のアサートにより、RX FEC ブロックのステータスカウンターをリセットします。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
rx_enh_blk_lock[<n>-1:0] | 出力 | rx_clkout |
アサートされると、ブロック・シンクロナイザーがブロック境界を検出したことを示します。この信号は10GBASE-R とInterlaken に使用されます。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
rx_bitslip[<n>-1:0] | 入力 | rx_clkout |
rx_parallel_data が、rx_bitslip 入力のポジティブエッジごとに1 ビットをスリップします。rx_bitslip パルス間の最小間隔を少なくとも20 サイクルに保ちます。最大シフトは<PCS 幅 -1>ビットなので、PCS が64 ビット幅であれば0~63 ビットをシフトすることができます。 |
tx_enh_bitslip[<n>-1:0] | 入力 | rx_clkout | この信号の値は、PMA に渡す前にtx_parallel_data をスリップさせるためのビットの数を制御します。 |
ポート名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
tx_enh_frame[<n>-1:0] | 出力 | tx_clkout |
生成されたKR FEC フレームの開始位置を示す、TX KR-FEC の非同期ステータスフラグ出力です。 |
rx_enh_frame[<n>-1:0] | 出力 | rx_clkout | 受信したKR FEC フレームの開始位置を示す、RX KR-FEC の非同期ステータスフラグ出力です。 |
rx_enh_frame_diag_status | 出力 | rx_clkout | 現在の受信フレームの状態を示す、RX KR-FEC の非同期ステータスフラグ出力です。
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