インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

6.12.2. ダイレクト・リコンフィグレーション・フローを使用したマニュアルモードでのCTLE 設定の変更

マニュアルモードでCTLE 設定を変更するにあたって、トランシーバーNative PHY IP コアのリコンフィグレーション・インターフェイスを使用することができます。

  1. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1 から7 の必要な手順を実行します。
  2. 変更したいチャネルのCTLE 機能アドレスから読み出します。たとえば、CTLE AC ゲインをHigh gain モードで変更するには、アドレス0x167[5:1]の値を読み出し、保存します。
  3. Arria® 10 レジスターマップに基づいて、その機能に対し有効な値を選択します。たとえば、CTLE AC ゲインへの有効な設定は5’b00000 のビット・エンコーディングとなります。
  4. 有効な値を使用して、CTLE 機能のアドレスにRead-Modify-Write を実行します。たとえば、CTLE AC ゲインをHigh gain モードで変更するには、5’b00000 をアドレス0x167[5:1]に書き込む必要があります。
  5. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順9 から12 の必要な手順を実行します。
表 272.  CTLE 設定のレジスターマップ
CTLE 機能 アドレス ビット 説明
One Stage Enable 0x11B [3]

1’b0 - Selects Four Stage

1’b1 - Selects One Stage

イコライザー・パスをOne Stage モードかFour Stage モードのいずれかに選択します。
DC Gain 0x11C、0x11A [3:0]、[7:0] 12’b000000000000 12’b111000000000 12’b111111000000 12’b111111111000 12’b111111111111 DC ゲインの値を設定します。このレジスターは、Four Stage モードでのみ制御可能です。
CTLE AC Gain One Stage 0x166 [4:1] 4’b0000~4’b1111 One Stage モード (High data rate モード) 選択時のAC ゲインの値を設定します。この値を高く設定すると、DC ゲインが抑制されピーキングは高くなります。
CTLE AC Gain Four Stage 0x167 [5:1] 5'b00000~5'b11110 Four Stage モード (High gain モード) 選択時のAC ゲインの値を設定します。
VGA SEL 0x160 [3:1] 3’b000~3’b111 VGA ゲインの値を設定します。