インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.9.2.1. マニュアルモードのワードアライナー

このモードを使用するには以下を行います。

  1. RX word aligner modeManual (FPGA Fabric controlled) にセットします。
  2. PCS-PMA のインターフェイス幅に応じてRX word aligner pattern length オプションをセットします。
  3. RX word aligner pattern (hex) フィールドに16 進数で値を入力します。

このモードではrx_patterndetectrx_syncstatus が追加されます。また、Enable rx_std_wa_patternalign port オプションを選択してrx_std_wa_patternalign を有効にできます。アクティブHigh のrx_std_wa_patternalign は、High になった際に、一度ワードアライナーを再アライメントします。

注:
  • rx_patterndetect は、パターンマッチのたびにアサートされます。
  • rx_syncstatus は、ワードアライナーが同期した後にアサートされます。
  • rx_std_wa_patternalign は、再アライメントならびに再同期のためにアサートされます。
  • デザインに複数のチャネルがある場合は、rx_patterndetectrx_syncstatus と、rx_std_wa_patternalign は、各ビットが1 つのチャネルに対応するバスになります。

この機能は、rx_parallel_data のモニターリングにより検証することができます。

以下のタイミング図はポートの使用方法を説明しており、様々なコントロールおよびステータス信号の関係性を示しています。上側の波形では、最初の時点でrx_parallel_data が適切にアライメントしていません。これは、rx_std_wa_patternalign 信号のアサート後にアライメントします。下側の波形はrx_parallel_data がアライメントされた後のrx_syncstatus 信号の動作を示します。

図 130. PCS-PMA のインターフェイス幅が8 ビットの際のマニュアルモード tx_parallel_data = 8'hBC、ワードアライナー・パターン= 8'hBC

マニュアル・アライメント・モードでは、ワード・アライメント動作はrx_std_wa_patternalign 入力信号またはrx_enapatternalign レジスターを用いて手動で制御します。ワードアライナーの動作はrx_enapatternalign に対してレベル・センシティブです。ワードアライナーは、新しいワード境界に再アライメントするごとにrx_syncstatus 信号を1 パラレル・クロックサイクルの間アサートします。

図 131. PCS-PMA のインターフェイス幅が10 ビットの際のマニュアルモード tx_parallel_data = 10’h3BC、ワードアライナー・パターン = 10’h3BC
図 132. PCS-PMA のインターフェイス幅が16 ビットの際のマニュアルモード tx_parallel_data = 16’hF3BC、ワードアライナー・パターン = 16’hF3BC
図 133. PCS-PMA のインターフェイス幅が20 ビットの際のマニュアルモード tx_parallel_data = 20’hFC3BC、ワードアライナー・パターン = 20’hFC3BC