インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
Public
ドキュメント目次

2.7.2.2.7. ギアボックス

PIPE 3.0 仕様により、Gen3 PCS を通過する各128 ビット向けにPHY が130 ビットのデータを送信する必要があります。インテルは、16 ブロックのデータごとにpipe_tx_data_valid 信号を使用して、累積した32 ビットのデータのバックログを送信します。

130 ビットのブロックは、32 ビット・データパスで次のように受信されます。34 (32+2 ビットの同期ヘッダー) 、32、32、32。最初のサイクルで、ギアボックスは34 ビットの入力データを32 ビットのデータに変換します。次の3 クロックサイクルの間に、ギアボックスは隣接するサイクルのビットをマージします。ギアボックスで最初の34 ビットを32 ビットに変換することにより、各シフトが2 ビットを余分に含んでいるので、ギアボックスを正常に動作させるためには、16 シフトごとにデータ間にギャップが必要です。16 シフト後に、ギアボックスは送出されたデータを32 ビット余分に有しています。このために入力データストリームにギャップが必要であり、ギャップは、各16 ブロックのデータの後でpipe_tx_data_valid を1 サイクルLow に駆動することによって生じさせます。

図 98. Gen3 のデータ送信